久しぶりに現地に行って、資料館のあの全体復元模型ももう一度よく見てきます。城跡を実際に歩いて来ますので、それまでお預け。自分が体験した肌感覚が無いと作れなくなるたちなのです。なので行ったことのない場所の模型は基本作らないことにしています。
ご覧の通り櫓をさらに一つつくりました。
プラ板と格闘。
破風や垂木、格子出窓が白木のままだったりするのは後日考察を載せます。あと金箔瓦は城内のどの範囲まで使われていたのか資料を当たってみます。月見櫓は見せる櫓だということで、とりわけ豪華にしましたが、こちらは現段階では質素にまとめてみました。
そして…
季節のものを作るかという気になり、慈照寺の観音殿、通称銀閣を。
テーマは「リアル銀閣」。
様式的なものを作っていると、反動で写実的なものが作りたくなるのです。
自分の首を絞めることにならなければよいですが志は高く。
緑に埋もれるような姿は魅力的です。樹木越しに奥の方に望む模型にします。
秋の紅葉で。と言っても、銀閣の周辺は松を中心とした常緑樹ばかりで、紅葉は向かって右側に一本と、向かって左の周辺部に集中しているようです。
慈照寺はライトアップをしない寺なので、模型の中でしてあげましょう。
電飾しない主義のはずでしたが、「なさぬは人のなさぬなりけり」。挑戦してみます。
フジミの1/150キットです。
なぜか柿葺の屋根が縦方向のモールド。荒いペーパーで横向きに削り取ります。
パーツの塗り分け。
あとで木部の退色などを表現していきますので、はじめは濃いめの色で塗装しておきます。
内部もうっすら外から見えるので、書き割りにしました。
めんどくさいからできれば作りたくないのですが「リアル銀閣」なのでどうしても入ってきます。