最近見た映画。

「バンク・ジョブ」(2008年イギリス)

 

1970年代のロンドンで実際に起きた銀行強盗事件のストーリー。

事件の全容は非公開らしいのである程度フィクションも入っているとは思うが、なかなかショッキングな内容である。

 

中古車屋のテリーは昔の女友達マルティーヌに銀行強盗の話を持ちかけられる。

借金があり、「何かデカいことをやりたい」と考えるテリーは計画に乗る。

強盗グループは銀行の隣の建物の地下からトンネルを掘り、銀行の地下へと突破。

アマチュア無線をやっていた人が強盗グループのトランシーバーのやりとりを聞いて警察に通報するが、警察はどの銀行なのか突き止められなかった。

貸金庫に入った強盗グループは金や宝石だけでなく、あるスキャンダル写真を見つける。

実はそのスキャンダルをもみ消すために計画された強盗だったのだが、「貸金庫には人に教えたくないものを入れている」ということで、他にも闇社会の人間にとって見つかるとまずいものがあったのだった。

 

関係者が色々出てくるのがちょっとややこしい。

警察に賄賂を渡していてそのリストを貸金庫に入れている闇社会の人物(なんと名探偵ポワロのデヴィッド・スーシェだった)、王室や議員のスキャンダル写真を撮影したマイケルXとかいう人物、スキャンダルをもみ消したい政府の秘密組織、強盗を実行したグループなどなど。

素人の強盗集団ということだったけど、素人であんなに上手くできるものなんだろうか??

事実は小説より奇なりというやつですかね。

 

イギリスでは高齢元窃盗犯達がトンネル掘って銀行の貸金庫で強盗をするという事件もあって、それのドラマも見たことがある。

この事件は防犯カメラなどから犯人が分かったらしいけど、1970年代はそんなのもなかっただろうしなー。

なかなかびっくりな内容でした。

 

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