最近見た映画。

「16ブロック」(2006年アメリカ)

 

なんだかヨレヨレのブルース・ウィリス。誰かと思った。

ニューヨーク市警のジャック・モーズリーはアル中でやる気のない刑事。

留置所に入れられているエディという男を16ブロック先の裁判所に護送することになるが、途中で何者かに銃撃されてしまう。

パブに逃げ込むと仲間の刑事がやってくるが何か様子がおかしい。

エディは警察の不正の現場を目撃していて、彼に証言させたくないため妨害しようとしているのだった。

ジャックは仲間の刑事を撃ってエディと逃走するが、刑事のフランクたちがしつこく追ってくる。

ヨレヨレでやる気のなさそうだったジャックがなぜか急に正義に目覚めて活躍、エディを守り切れるのか??

エディがとにかくベラベラとよく喋り、はっきり言ってうるさいのでこのキャラには好き嫌いが分かれるかも・・・

実は本当に悪いやつだったというオチもなく、無難にハッピーエンドでした。

ダイ・ハードみたいに強すぎないブルース・ウィリスもありか・・・

 

 

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【Orimuh the Black Cat 配信始まりました】
3曲入りEPが配信で聴けます。
1. 月光
2. Prey
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最近見た映画。

「ブラックハット」

 

香港の原子力発電所で事故が起こる。

サイバー攻撃を受けたことが原因らしく、捜査担当になった中国人民解放軍のサイバー部門のチェンはアメリカのFBIにも協力を要請する。

チェンの大学時代の友人であり、現在アメリカの刑務所に入っている天才ハッカーのハサウェイは捜査に協力させるため釈放される。

そしてチェンの妹でエンジニアのリエンも捜査に加わる。

ハッカーってコンピューターオタクのイメージだが、敵と格闘したりやたら武闘派のハサウェイ。

敵のハッカー集団も武装していてもはやテロリスト。

なので頭脳戦というよりも普通のアクションもの。

FBIもチェンもテロリストハッカーにやられてしまい、いつの間にか恋仲になったハサウェイとリエンが独自に敵を追うのだが、やってることがCIAの工作員・・・

中国の原発にアメリカ人が潜入するとか、色々無理があるのだが、中国資本で映画を作りたかっただけなんだろうなという感想(苦笑)

 

 

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オム・ソンバット「地獄の一三六六日 ポル・ポト政権下での真実」

 

これは今まで読んだカンボジア関係の本の中でも特に読むのが苦痛だったな・・・。

かなり長くて分厚い本で、しかもクメール・ルージュ時代の強制労働や虐殺を生き延びた作者の体験がひどくて、病気(マラリア?)や飢えの様子が読んでいてとても辛い。

作者は首都プノンペンに住んでいたが、決して裕福な家庭の生まれではなかった。

学校を出て警察の仕事をしていた1975年4月17日、クメール・ルージュが首都にやってきて住民を強制移動させ、作者の家族も田舎で農業や水路造りなどの労働に従事するようになる。

親もたくさんいた兄弟も病気で亡くなったり、処刑されてしまったりで、最後にクメール・ルージュが敗走した1979年に生き残っていたのは作者と弟1人だけだったようだ。

 

かなりの文量なので細かい内容は省くが、オンカー(クメール・ルージュの組織のこと)の「残しておいても得にはならない、取り除いても損にはならない」という人命を軽く扱うやり方にはぞっとする。

1975年から1979年まで、作者はセメントの袋の切れ端などに記録をしていて、のちにこの本にまとめたらしい。

当時を生き延びた人の貴重な記録である。

 

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