今日はSOMPO美術館へ。
「北欧の神秘」という展示で、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3カ国の国立美術館から作品が来ています。
北欧ってどこも一緒でしょ?みたいなことを言う人もいますが、それは何も知らない人のセリフで、
日本と韓国と中国が全部同じと言われて良い気がしないのと一緒です(笑)
特にフィンランドはスウェーデンやノルウェーなどのヴァイキングの国とは全く違う文化や民間伝承があり、言語もかなり違います。
それでも3カ国ともスカンジナビア半島に位置するため、森や湖の美しい自然の風景、厳しい冬とそれと対照的な美しい夏と言う地形的な共通点はあります。
フランスやイタリアの美術と比べるとマイナーな世界ではありますが、この地域特有の風景が描かれていたり、北欧神話や民話、カレワラ(フィンランドの民族叙事詩)がテーマになっているという独自性がありました。
「叫び」で有名なムンクの「フィヨルドの冬」
ノルウェーのトロル(森の妖精?妖怪?)や王様などの物語を描いたガーラル・ムンテの作品
トロルってファンタジーや物語の世界でいろんな姿で描かれますが、これはなんだかでっかい猪みたい??
テオドール・キッテルセン「トロルのシラミ取りをする姫」
キッテルセンの絵をアニメーション化したものが上映されていましたが、ペスト(黒死病)を描いたものや海の怪物の絵はなかなか不気味だったなあ・・・でもそこがなんか良い(笑)
ノルウェーの風景を描いたものは去年自分が実際に見た景色を思い出させるものでした。
スウェーデンとフィンランドはまだいったことがないからぜひ行きたい!
美術館の後は新宿サブナードにある「オスロカフェ」へ。
上:ニルス・クレーゲル「ヴァールバリのホステン丘II」(スウェーデンの風景画)
左:ハーラル・ソールバルグ「午後の日差し」(ノルウェーの風景画)
右:エウシェン・ヤンソン「ティンメルマンスガータン通りの風景」(スウェーデンの街角。展示室で見た時はもっと暗い色に見えて、「蒼褪めた街」(Orimuh the Black Catの曲)という感じだなあ!と思った)
ノルウェーサーモンのキッシュを食べました。
これくらいのメニュー、オスロで食べたら倍の値段なんだよなあ・・・(苦笑)
物価も幸福度も高い北欧と円安で貧しい日本の比較でした
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