木蝋資料館上芳我(かみはが)邸
その昔、内子町は木蝋の生産で栄えたそうです。
木蝋とはハゼノキの実で作った蝋のことで、生蝋は和ろうそくやびんつけ油に使われ、漂白した白蝋は化粧品、文房具などに使われていました。
製蝋業をしていた上芳我家、かなり広いお屋敷でした。
建物は重要文化財になっています。
台所
屋内に井戸がありました
資料館
木蝋の作り方が模型で再現されています
和ろうそく
びんつけ油
日本髪を固めるために使うもの。お相撲さんの髷にも使われますね。
ダーマトグラフ(色鉛筆の類)やクレヨンなどの文房具
口紅などの化粧品にも使われています
明治時代に最盛期を迎えた製蝋業ですが、安価なパラフィン蝋の普及などにより大正13年には内子町の製蝋業者は廃業してしまいました。
ハゼノキの花。
これが実になり、木蝋の原料となる。
製造過程の展示
海鼠壁の建物
ここにもザクロの木がありました。
こちらも重要文化財、本芳我家住宅。
庭の一部だけ見学ができます。
町並保存地区の終点にある高昌寺の涅槃像
ここから折り返して内子駅まで戻りました。
風情のある町並みが見れてよかったです。
意図的に外観を伝統的な作りにリフォームした建物もあるようだけど、やっぱり中は近代的なのかな?
ヨーロッパの建物なんかは外観は昔のままでも中は近代的にリフォームされていたりするので。
午後1時前の特急で松山に戻りました(寝てしまった)
(続く)
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