最近見た映画。

「いちご白書」(1970年アメリカ)

 

70年代アメリカの大学の学生運動を描いた内容。

ベトナム戦争が行われていた時代でもあり、大学内に予備役将校訓練校舎が作られることに反対する学生たちは「大学の幹部が戦争に加担している」とストライキを起こす。

デモでは警官と衝突。

ボート部員のサイモンは暇を持て余して学生運動に参加することになるが、リンダという女の子と親しくなり運動に深く関わっていくことになる。

サイモンがリンダと一緒に公園にいると地元の黒人チンピラに絡まれ、カメラを壊されてしまう。

自分達が保護しようとしている人たちに理解されないことや非暴力を訴えても周りが気にしないと悟ったサイモンは怒りを感じる。

やがて大勢の学生たちが講堂にたてこもってストライキを起こすと警官隊と州兵がやってきて建物に突入。

無抵抗の学生に向かって催涙ガスを噴射、学生たちを一斉検挙する。

歌っていた学生たちの声が悲鳴に変わり、警棒でボコボコに殴られながら捕まる学生たち・・・

後半になるまでは割とのんびりとした場面が続いてただけにショッキングな終わり方だった。

(これがアメリカンニューシネマというやつか)

最初はそんなに政治に興味なくてもなんとなく参加するなんて「若気の至り」みたいな行動なんだろうけど、今の若者には理解できないでしょうね(私も大学生の時にそんなことは無縁だったし)。

日本でも近年、「原発反対」とか言って過激な発言してた若者の団体がいたけど、すぐ消えたし・・・