旅行記も書きたいところですが、まずは11月に見た映画の話題が溜まっているのでそっちを片付けてからにします・・・

 

「コッホ先生と僕らの革命」(2011年ドイツ)

ドイツにサッカーを導入したコンラート・コッホという実在の人物を描いたストーリー。

19世紀後半のドイツ、英語教育を試験的に導入した学校に教師のコッホがやってくる。

軍隊みたいに厳しすぎる学校でコッホ先生は体罰や服従に反対し、サッカーをやりながら英語を教える。

クラスでは学校の後援会長の息子が労働階級の子をいじめたりという問題もあるが、生徒たちはサッカーに夢中になる。

他の先生がコッホ先生のクラスの授業を見にきてサッカーをやっていることを問題視する。

新しいことをふさわしくないと言って否定するのは日本に似てるな・・・

学校でサッカーが禁止されたので生徒たちはこっそり放課後に公園でやっていたが、それも後援会長に妨害され、新聞で悪評を書かれ、教会でも神父が危険だと説教するほどの騒ぎに。

当時のドイツでは器械体操は奨励されていてもサッカーはイギリスのものだからダメと思われていたらしい。

会長に目の敵にされていた労働者階級の生徒は退学処分になり、コッホ先生も辞めさせられることになる。

しかし先生のイギリス留学時代の友達がイギリス人の生徒のチームと学校にやってきて、ベルリンからもサッカーが教育に適切かどうか評価するために視察団もやってきた。

そこでドイツチームとイギリスチームのサッカーの試合をして、視察団も最初は「非ドイツ的だ」と反応が悪かったが、ドイツチームが点を入れるとみんな大絶賛するようになる。

 

ドイツの学園青春ドラマですな。

先生と生徒の絆も良いし、頭の硬い他の先生に対する生徒の態度がおもしろかったし、全体的には爽快な内容なんだけど退学処分を受けた子はどうなったのか描かれてないのが気になった。

コンラート・コッホは実在の人物なんだけど、映画で描かれていたような人とは全く違うらしい・・・脚色というかほとんど別人?そこがちょっとがっかり。

(映画は良かっただけに)