長崎歴史文化博物館にやってきました。

 

坂本龍馬像。

坂本龍馬は長崎に亀山社中を設立しました。

image

 

雨のせいか人がほとんどいない驚き

おかげでゆっくり見れました。

 

長崎は外国との貿易で栄え、異国文化が入ってきた場所です。

南蛮貿易、キリスト教、朝鮮通信使、中国(唐)やオランダとの貿易について、江戸期代〜近世にかけて長崎の独特の歴史や発展についての展示が充実していました。

蘭学のセクションでは「解体新書」もあって、副製品を実際にめくって見ることもできました。

(解剖図が結構リアル!)

 

長崎の美術工芸品の展示もあります。

 

螺鈿細工

image

 

べっこう

 

金工のかんざし

image

 

陶器

image

 

image

 

常設展は上記の歴史文化展と、長崎奉行所の二つに分かれています。

奉行所の役割についての展示があり、奉行所の建物も復元されています。

踏み絵などキリシタン弾圧関係の資料もありました。
キリシタン弾圧といえば、映画にもなった遠藤周作の小説「沈黙」だよなあ・・・真顔
 
image
 
外国船が運んできたものを検査する部屋
象牙やヒョウの毛皮も!?
image
 

日曜日は奉行所の裁きの寸劇をやっていて見ることができました。

 

お奉行様!

時代劇の遠山の金さんを思い出しますねニコニコ

image

 

連れてこられた2人の罪人・・・

長崎名物の旗揚げ(凧揚げ)をしていて喧嘩になり、しかも人の畑に入って荒らしてしまったという。

image

 
畑の持ち主も喧嘩に巻き込まれて怪我をしたとか・・・
image

 

お裁きは厳重注意で穏便に終わりました(笑)

方言のセリフでコントみたいで面白かった爆笑

劇の内容は密輸や漂流してきた外国人などいくつかパターンがあるようです。

 

お奉行様と記念撮影

「これにて一件落着!」

image


奉行所の建物は博物館の外から見ることができます

image

 

image

 

常設展の他に特別展もやっていました。

肉筆浮世絵を見ました。

 

当時人気だった花魁、楊貴妃、小野小町を描いた「円窓の三美人」(鳥園斎栄深、島君山)

image

 
浮世絵といえば版画が思い浮かびますが、直接布地や和紙に描いた肉筆の作品もあるんですね。
美人画が多かったです。
興味深かったのは女性の下唇が緑色になっていること。
これは笹色紅という当時はやった化粧で、紅を塗り重ねて玉虫色にしているんだそう。
今で言うところのグロスとかラメといった感じか・・・?
赤い口紅を重ねるて緑色になるのか??それとも元々緑色の染料なのか?
謎。実物を見てみたい凝視
 
(続く)