先月見た映画。
「レインマン」(1988年アメリカ)
チャーリーは疎遠だった父親が亡くなったという知らせを受け、仕事が破綻寸前なので遺産を期待していた。
しかし自閉症で施設に入っている兄レイモンドの存在を初めて知り、しかも遺産はほとんどレイモンド宛てになっていた。
なんとか遺産を自分のものにしようと企んだチャーリーはレイモンドを施設から連れ出す。
レイモンドはずば抜けた記憶力や計算能力といった特異的な能力を持つサヴァン症候群だが、普通の生活をするにはなかなか融通がきかないし、意志の疎通が難しい。
たとえ家族でも一緒にいるにはかなり忍耐がいるなあと思った
チャーリーはレイモンドの特殊な能力を利用してラスベガスのカジノで大儲け。
単に兄貴を利用してるだけの嫌なやつかと思ったら、「レインマン」という言葉の謎と、チャーリーが赤ん坊の頃にレイモンドが施設に預けられた理由も知り、兄弟愛が目覚めてレイモンドを引き取ろうとする。
父親から捨てられたと感じていたチャーリー、親子関係がなんとも悲しいなあ・・・
レイモンド役のダスティン・ホフマンの演技がすごい。
本当にこういう病気の人なのかと思ってしまう。
自己中心的だったチャーリーが心を入れ替えるのは良いんだけど、実際に自閉症の人と暮らしていくなんて大変だろうなあ・・・偏見は持ちたくないけど、現実は厳しい
ラストはちょっと切ないけど、きっとお互いにとって一番良い選択だったんだろうな。
兄弟が徐々に心を通じ合っていくところ、チャラくて自己中なチャーリーには勿体無いくらい心優しいガールフレンドがよかった。