最後の2人の登場
内緒にしていた第7戦の順位はヒロシが5位で辻脂が4位
この順位を隠し、年間の順位もなかなか発表せずに引っ張っていた時、ヒロシは笑っていたのだが、辻脂は第5戦以降2か月間続いたプレッシャーから逃れたいという気持ちからか露骨に”早く発表しろよ”という顔でスネていた
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引っ張りに引っ張りまくった末に
こういう結果になったのだが、後に辻脂はこう言っていた
「結果的にヒロシに勝つことが出来たけど、戦ってみて改めてヒロシの強さがよくわかった」
そのヒロシ
<2017 LakeBlue 年間2位>
福山博志 570P(5戦+重量P)
第1戦 優勝 100P
第2戦 13位 58P(NF)
第3戦 7位 88P
第4戦 優勝 100P
第5戦 17位 50P(NF)
第6戦 5位 92P
第7戦 5位 92P
重量P 98P
20年間で4度の年間チャンピオン
最終戦でヒロシと年間を争うということになると誰もがビビる
亀山湖に通い続けLBに熱い気持ちを持ち続けるヒロシを倒すのは並大抵ではない
テキサスリグ
ラバージグ
スイムベイト
バックスライド
スモラバ
ダウンショット
ノーシンカー
ヒロシが使うのはたった7つだけ
しかも、この7つは全てルアーもカラーもほとんど決まっていてそのうちの4つは期間限定
だがそれぞれの釣りは恐ろしく完成度が高くヒロシの前に何十人が同じ場所を攻めようともそんなことは全く関係がないと思えるほどだ
年間表彰式で”2”と刺繍されたキャップを渡された時、ヒロシの目は悔し涙で一杯になっていた
5度目の栄冠を手に入れることはできなかったが、ヒロシにはLBメンバー全員から”Mr . LakeBlue”という新たな称号を送ろう
年間2位確定後に
「来年はお前ら全員ぶっ倒す」
とヒロシは言っていたが、もしそうなればLBは来年も楽しい1年になるでしょう
ヒロシを倒してこそLBの年間チャンプだからね
そしておおとりは2度目のLB年間チャンプに輝いた辻脂
<2017LakeBlue年間優勝>
辻脂直脂征 574P(5戦+重量P)
第1戦 3位 96P
第2戦 13位 58P(NF)
第3戦 8位 86P
第4戦 2位 98P
第5戦 優勝 100P
第6戦 14位 74P
第7戦 4位 94P
重量P 100P
第6戦でお立ち台に上がれば年間チャンプだった辻脂
ところが結果は14位
その試合でヒロシが5位に入賞したため第7戦では年間チャンプを懸けたバチバチの争いとなった
第6戦終了後に「想像していた以上にダメージがある」
と話していたが、絶対的に有利な状況から一転し最終戦でヒロシと戦うことになったのだからそれが偽らざる本音だろう
でも辻脂にはダメージを受けたまま出場しなければならない試合があった
H-1グランプリマスターズカップ
おりきさわボート&LBの代表としての出場
お粗末な結果では終わりたくない
そう思い、全く知らない長門&将監川に何度もプラに入ったがNFで終了
結果は残念なものだったが、ここで辻脂は覚醒した(のだと思う)
物事に真剣に取り組み、結果が出ないとそれを格好悪いと思う人がいる
真剣にやったのに結果が出ず、傷つくのが嫌だと思う人もいる
そういう人は物事に真剣に取り組まず、結果が出なかったの時の言い訳を初めから作っている
でも辻脂は格好悪くなることも傷つくことも恐れずに何度も何度もプラに通いH-1に真剣に取り組んだ
そして結果が出なかった
その行動のどこが格好悪いのか?
ダメ会長はむしろ辻脂のことを格好良いとさえ思う(←ルックスじゃなくてやってることがね)
話しをLB第7戦に戻そう
こんな経験をした辻脂は、しびれるような緊張感の中で終了間際に入換に成功し、その入換によって2度目の栄冠をつかみ皆の前で涙を流した
あの時、辻脂の嫁が空気を読まない余計な一言を言わなければ辻脂は号泣していたでしょう
自分の成績が悪くても常にメンバーのことを考え、表彰式を盛り上げてくれていた辻脂
LBメンバー全員からの祝福とお願いです
本当におめでとう
そして来年は少し痩せなさい