一定量以上のお酒を飲むと必ずと言っていいほどシメのラーメンを食べたくなってしまうのはダメ会長だけだろうか
そんなはずはない
『1+1=?』
と聞かれた時に『2』
と反射的に答えてしまうのと同じように、何のためらいもなくごくごく普通にシメラーメンを食べたくなってしまうのは太古の昔から決まっている酒飲みの周知の事実なのだ
ある日の深夜、ほろ酔いのダメ会長は珍しく”シメのラーメン”を食べずに帰宅した
普段当たり前にしていることをしないとなんとなく体がムズムズする
まるで、釣りに行ったのに一切巻かずにジーっとノーシンカーをやっている時のような感覚にとらわれたダメ会長はどうしてもシメたくなった
そうだ
LB第2戦で大漁さんが協賛してくれた勝浦タンタンメンがあったはずだ
まるで自分しか知らない極秘のポイントと釣り方を思い出したかのようにニタニタしながら取り出した勝浦タンタンメン
実に美味しそうである
待てよ
よく見ると
~ラー油の辛さと玉ねぎの甘みがやみつきに~
と書いてあるではないか
ということはラー油と玉ねぎを増量トッピングすれば更に美味しくなるに違いない
・・・とほろ酔いの頭で考えたダメ会長は迷うことなく春玉ねぎをみじん切りにしてお気に入りのラー油と山椒をトッピング
多分、シラフの時だと相当辛いはずのトッピング勝浦タンタンメンは酔ってバカ舌になっていたダメ会長の鈍感な舌に心地よい刺激と食欲を与え、ダメ会長は大汗をかきながら勝浦タンタンメンをペロッとたいらげたのでした
トッピングなどしなくてもそのままで充分美味しい勝浦タンタンメンですが、辛い物が好きな方や自分はバカ舌だという残念な自覚がある方にはこのトッピングはお勧めです
ただし、辛くし過ぎて翌日にお尻が痛くなった場合のクレームはダメ会長ではなく大漁さんまでお願い致します