~バスの恩返し②~

彼はバスを釣るうえである意味、最も大事な事を知っている


それは、フィールドは刻一刻と変化し、それに伴ってバスの活性や居場所も刻々と変わっていくということだ


はたから見れば同じことをしているように見えても、ロッドの高さを変えてルアーのリトリーブレンジを変えたり、リールハンドルを回す手の巻き取り感覚を丸から三角に変えることによって1キャストごとにルアーのアクションを微妙に変えているため、彼のキャストは1キャストごとに違う意味を持っている


なので、当然、何も考えずに一日中同じルアーで同じアクションを同じ場所でひたすら続けたり・・・などということは彼にとっては ”愚の骨頂” ともいえる行為なのである


上記のことからもわかるように、この日彼は一日中医院下でソウルシャッド58SPをただひたすらアホ面こいて何も考えずに早巻きしていた訳ではない

と思う。
と信じたい。
でなければ悲し過ぎる。。。