過去の常識が180度くつがえされて、それまでは ”やってはいけない” と言われていたことが ”新しい常識” になることはスポーツ界ではよくあること
例えば・・・
ダメ会長が野球少年だった中学時代は、 ”ピッチャーは肩や肘を冷やしてはいけない” が常識だったのに、今ではプロ野球のピッチャーは投球後に思いっきり肩や肘を ”アイシング” してるし・・・
バッティングではボールを遠くへ飛ばすために ”なるべく体の遠くで手が伸びた状態で打て” と当時の監督さんに教えてもらったのに、今では ”体に引きつけて回転で打つ” がスタンダードになってきてるし・・・
なんでそんな話をしてるのかって
バスフィッシングの世界でも規定概念を打ち破る新しいランディング方法を実践している人を目撃してしまったからですよ
それがなにかをお話する前にちょこっと脱線して、新しいスタンダードになることのなかったランディング方法のお話を・・・
数年前に内輪のペア戦を開催していた時に、ダメ会長はその光景を目撃しました
その時、LBの元ヤン・Kータローは貴重な1本をフッキングし ”バラシちゃまずい” という気持ちからかついリールを巻きすぎてしまい、”ヤバい巻き過ぎた” という焦った気持ちのままへなちょこりんなタイミングでバスを抜き上げた
するとバスは船内に乗ることはなく船の脇に ”ボヨヨ~ン” とぶつかってしまった
それをみていたその時のパートナーでもある春男さんは
『 何やってんだよ
お前のために言ってんだぞ 』
と100,000,000デシベルの大声で指摘
それ以降、”お前のために言ってんだぞ” がLB内の流行語になったのは有名な話
まぁ、そんな春男さんもある時、ほぼボートの真下でのバイトにグリグリとやって、ロッドティップとバスの距離が20cmぐらいになるまで巻いてしまい
『 Kータローには内緒にしといてね 』
って言ってたことをここで公開してしまおう
さて、話は戻って新しいランディングのお話
それを見つけたのは4/15のLB第2戦
岩の上島付近に浮いていた2011年のLakeBlue A.O.Yは得意のダウンショットでディープの繊細なバイトを見事にフッキング
・・・と、ここまでは何度も見たことのある風景ですが、その日はここからが全く違っていた
最新のステラC2000HGSのドラグを鳴らしながらグリグリと巻き、通常では考えられないぐらい高い位置にロッドをポジショニングをしたかと思うと、もう一方の ”これでもか” ってぐらい伸ばした手の先にはランディングネット
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ちょうど、こんな感じです
これほど美しくて斬新なランディングの仕方は未だかつて見たことがない
大事なトーナメントでそれを実践し見事に決めてみせるなんて、より高みを目指す2011A.O.Yだからこそのなせる業
攻めのカバーフィッシングに加えて抑えのライトリグも人一倍上手いのは周知の事実
そこへ ”魅せるランディング” を形にしたバレリーナのようなランディングまでを得意技にしてしまった2011A.O.Y
今年もA.O.Y争いに入ってくることは間違いない