日本中を、世界中を変えたあの日から1年。
それ以降、亀山湖の全てのトーナメントが中止になっていた状況下で参加費全額を義援金として被災地へ送るチャリティートーナメントに変更し昨年のLB第2戦を開催したのがつい昨日のように思い出されます。
そんなさなか、スポーツ好きなダメ会長は昨日TBSで放送された ”絆スペシャル 今ボクらにデキルコト~アスリートの言葉。” という番組を観て涙が止まらなくなりました。
楽天イーグルスの田中投手は、所属球団の本拠地が仙台ということもあって今までも様々な支援をしてきましたが、そのほとんどが名前を伏せた活動だったそうです。
昨年、投手の最高峰ともいえる沢村賞を受賞し、それによって得た賞金を今回は名前を前面に出して全額支援する。
名前を出さなければ ”あいつな何もやっていない” と言われ、名前を出せば ”イメージアップのための売名行為だ” と言われるのは有名人の性かも知れませんが、報道の回数が減り、個人の記憶から薄れ、震災が風化していくことを危惧した田中投手は、”僕がそうすることによって注目されるなら” と決断し事を起こしたそうです。
箱根駅伝での快走から山の神と呼ばれた今井選手と柏原選手は共に福島県出身。
今井選手はオリンピック選考レース直前にも関わらず ”走ることでしか伝えられないこともある” と、自ら福島県代表として駅伝にアンカーで出場。
最後まで諦ずに走りぬき7人抜きを演じました。
柏原選手は復興を願い ”走る姿を見せたい” との想いから怪我が完治していない状況で福島県いわき市で開催されたマラソン大会にゲストランナーとして出場。
コーナーの最後に ”僕が苦しいのはたった1時間だから” と語った柏原選手の言葉はダメ会長の胸に深く突き刺さりました。
震災からちょうど1年の今日、いつものようなおちゃらけた事を書いてはいけないと思い、釣りには関係のないことですが真面目なことを書いてみました。
偉そうなことは言えないし、大層なことは出来ないけど、あの言葉に出来ない惨事を決して忘れることなく、一人の日本人として可能な協力は惜しまずに今後も行動を起こしていきたい。
釣りが出来る環境があって、気の合う仲間がいる。
その状況にいられるということに感謝の気持ちを忘れることなく今後も楽しく釣りをしていきたい。
そう強く想ったダメ会長でした。