第8回 姫☆のアサカツ!! in東松島市 【ORI☆姫隊 NODOCA】 | みちのく仙台ORI☆姫隊オフィシャルブログ Powered by Ameba

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2011年7月20日宮城県内被災地の小中高大学生の女子が集まり立ち上がった震災復興支援アイドルグループ。

ORI☆にちは!

復興支援アイドルみちのく仙台ORI☆姫隊の
パワフルリーダー
のんのんこと"NODOCA"です🧡

 

 

昨夜の地震みなさんご無事でしたでしょうか。

JASIAのメンバーは全員無事でした。

 

油断せずにいざという時のために備えておくことが大切ですね。

 

 

 

先週の日曜日3/14は

【第8回姫☆のアサカツ㏌東松島市】でした!


東松島のみなさん、ご参加いただいたみなさん
ORI☆がとうございました!!!

 



東日本大震災から10年。

今、被災地はどうなっているか?

人々の記憶から忘れ去られることがないように、

あらためて未来に向けての復興を

もう一度注意深く見つめ直してみよう 

R-Start!

 

をテーマに昨年の9月からスタートしている

ORI☆姫隊の環境保全・健康増進プロジェクトが『姫☆のアサカツ』です。


第8回目の開催場所は宮城県東松島市でした。

東松島市はORI☆姫隊結成当時から応援させていただいている場所で、

今も、毎年地域のお祭りやイベントなど年に5・6回以上は訪問しています

 

 

ORI☆姫隊は、昨年2020年の東松島市観光PR動画に出演していますので

ぜひみてくださいね

下矢印

東松島に恋しちゃう?ディスカバー東松島

 



この日は東松島市大曲浜地区の‘玉造神社’の神社外縁清掃活動からスタート!

‘玉造神社’は古くから地域の人々を見守ってきた神社

しかし2011・3・11の津波で全壊してしまったのです。

なので地域の皆さんが大切されていることから別の場所に再建されました。

 

そこにはこれまでの水難者慰霊碑があり
その隣に東日本大震災の津波で亡くなられた方々の慰霊碑がありました。



“私はこれからもずっと東松島市を見守ってください”

という思いを込めて綺麗にお掃除しました。


 

 

 

小山副市長さんも一緒にゴミ拾い




次に大曲浜地区に2019年に建てられた

矢本海兵緑地パークゴルフ場にて
語り部さんから震災当時のことや被災地の現状、復興のお話をお聞きしました。

ORI☆姫隊、パークゴルフ場にお伺いするのは二回目!
 

東松島のPR動画の撮影に

ディスカバー東松島

https://youtu.be/uqUu9KSUvCo


 

この日はあいにく雨でしたが

晴れている日はたくさんのお客さんで賑わっていて

地域のみなさんの憩いの場です!



語り部では、2人の方からお話をお聞きしました。

まず1人目は 宮城県議会議員 高橋宗也さんです。

 



高橋さんは東日本大震災当時、東松島市役所で企画政策班長を、

その後復興政策班長・復興政策課長・復興政策部長を歴任、

一貫して復興事業を担当されていました。

 

東松島市では死者1111人・行方不明者23人 
 

先日おひとりのご遺体が発見され3/10に火葬されたそうです。

 

高橋さんは『10年目に火葬される方もいることは

ある意味被災地の本当の状況なのかなと思う』。

 

とおっしゃっていました。


高橋さんは10年前東松島市野蒜地区に住んでおり、

当時大学4年生22歳であった娘さんをなくされています。

 

地域の方が近所のおばあちゃんと避難しているのを見たのが最後の姿だったと

実体験に基づく貴重なお話をしてくださいました。

野蒜地区では約500名以上の方がお亡くなりになっています。

高橋さんは、

 

『県や市町村の職員は被災者であり復興の担当でもある。親族を亡くした職員の方々は当時自分のことは言えずに淡々と避難所の対応や

市民の方々の応対にあたってきた。泣く暇もなかったというのは言葉にすぎるかもしれないが、実際は非常につらい状況におりました。しかし、被災した当事者であり復興の担当としてここで踏ん張らないとどうにも先が見えない。という状況も事実であったため、そこは一生懸命頑張ってきたつもりです』。

 

とおっしゃっていました。



あのとき踏ん張ってくださった皆さんに、本当にお疲れ様でした。

ありがとうございました。

と心からお伝えしたいです。

 



『あの日の大津波を‘想定外だった’と片付けようとしている方もいるけれど、我々当事者はその言葉だけでは片付けられない思いがある。

だから、災害はいつ・どこに来るかわからない。ということを覚えていてほしい』。

 

という言葉を、強く私たちに投げかけてくださいました。


さらにお話の中で

 

『近所におばあちゃんが住んでいます。そこへ10分後に津波がきます。

あなたは助けにいきますか?それとも逃げますか?』

 

という質問がありました。


皆さんならどうしますか?


高橋さんは

 

『正解はない。個人的な思いとして助けに行く人が多いのではないかと思う。それは実際あの日多くの方が誰かを助けようと戻ってしまい津波にのまれてしまった事実があるから』。

 

とおっしゃっていました。


だからこそ、同じことを50年後・100年後繰り返さないよう東松島市では危険なエリアには人が住まないような政策を取ろうと‘集団移転’を推奨されたようです。

 

東松島市では野蒜地区96%・大曲浜地区100%・その他の地区でも95%以上とほとんどの方が集団移転に賛成しました。なので団結して、災害危険区域には住まないという事前防災の政策が打てました。


この高確率での合意を得ることが出来たのは、以下のような背景があったようです。

まず、震災から一か月後の4/11に東松島市では復興復旧指針を出した。
このスピードで指針を打てたのは、避難所の運営体制やその他の話し合いは、

地域の方々自ら取り組み意見をまとめて、市民の希望をしっかり市へ伝えていたため、より早く政策を打てた。

 

これはもともとの東松島市の住民のコミュニティの力があったからだとおっしゃっていました。


大曲浜地区では557世帯すべてが安全なエリアへの移動となったためその後の土地利用が可能になり現在パークゴルフ場や工場団地、太陽光パネルの設置が進んでいるようです。

とは言っても行政と市民の厳しい意見のやり取りもあったようです。

 

しかし、指針が早く打てたため時間をかけて細かく話し合いが進められその後の集団移転に関する様々な工夫を重ねることができたそうです。

 

その後、東松島市は復興事業でのモデルとなるような取り組みを数々行ってきました。

まず、東松島市で出た瓦礫は99%リサイクルすることができました。
環境省から【東松島方式の瓦礫処理】と呼ばれる程の高い評価を得ました。この方式が海外からも注目され、フィリピン台風やネパール地震などで、高橋さんらは、被災地の現地に足を運びこの方式を伝授してきたそうです。

次に再生可能エネルギー「地産地消と防災活用」「エコ」と「防災」のモデル 東松島スマート防災エコタウンという政策です。

災害の際に一番困るのがライフラインの停止。
震災時に1か月半~長いところで5か月半電気がストップし苦労したことを活かし
東松島市ではエネルギーの地産地消を行っています。

電気会社を設立、太陽光パネルの設置など現在は35%電気の地産地消を行っているようです。

防災教育では、宮城県で新人教員の被災地の現場研修が新年度から行われるようです。

このように様々な東松島市の率先した取り組みをお聞きすることが出来ました。

最後に2021年3月に野蒜ヶ丘にオープンした「いろどりの丘」を紹介しださいました。
ここは介護施設・病院・ホテル・BAR・温泉などが揃う、おしゃれな施設!

下矢印

いろどりの丘

 

『楽しく・面白く・笑顔になれる拠点をちりばめつつ、市民のみなさんと一緒に元気になれる町づくりをしていきたい!』と最後に力強くおしゃっていました。

私からの質問にも丁寧にお答えくださいました



 

語り部のお二人目として次にお話を伺ったのは上田勉さんです。

上田さんは平成10年に自衛隊を退官し、今年度まで東松島市議会民生教育常任員会

委員長として22年間活動されています。

 



上田さんは自衛官のころ戦闘機のパイロットに乗っていたそうです。
緊急事態を想定したシュミレーションなど常日頃から訓練されていました。

あの日、上田さんは地震発災後、自分の地域が安全かどうか地域の方と見回りをしていたそうです。

その時近くにいた地域の方の津波が来るぞ!という声で避難されたそうです。

また、家族には

『地震が発生したら必ず津波が来るから、運河よりも北に逃げること、そして県内では連絡が通じなくなるため県外に住む親戚へOKとの安否を伝えるように』。と以前から家族会議で話していたようです。

 

上田さんの家族の皆さんはご無事だったそうです。


そして、上田さんは歩道橋にたどり着いたときに排水溝の水が上がっていたのが見え、これはただ事ではないと感じ、近くの市民センターに避難していた50名を引率して小学校に避難しました。

当日その小学校には1445名が避難。

 

小学校の校長先生に許可を取り、一斉に2階以上に避難者をあげ29部屋50人ずつ入れたそうです。

そこから、地域防災協議会の役員であった上田さんは避難所の指揮をとります。

その場にいる中高生や地域の防災に詳しい方、自衛隊の方を集め避難所運営をスタート。

インフルエンザの人、風邪の人、ペットと一緒に避難した人などそれぞれの状況に合わせた用途に部屋を分けました。

 

そして水や食料が一切なかったため、避難所にいる方々へ

『飲まず食わずで、一週間は持ちます。我慢してください。水があれば一か月は生き延びます』。

と伝え続けたそうです。

 

2日目からは
避難所の各部屋の役員を決めました。

・給食係
・介護係
・清掃係
・衛生係
・警備係
・物資係
・給水係

など。




3日後に水が届いたようですが、この状況は戦争と同じ。作戦が大切だと考え
上田さんはそこから次に起こることを考え予測しながら動いたとおっしゃっていました。



また、電気が通った後は全体に呼びかけに、校内放送を使ったそうです。
しかし、学校の先生に使い方を聞いてもわからなかったため
6年生の放送委員だった子どもたちに校内放送の役をお願いしたそうです。

さらに5・6年生が幼児や低学年の子と遊びたい!との意見があれば
子どもたちの遊び場に1部屋準備したそうです。

このように上田さんは様々な知識や技術や経験を活かしながら避難所運営をされました。



便利な世の中、いざというときに私たちは非力です。


避難所運営というのは、生活を根本から作り上げる作業です。

 

そのためには、それをとりまとめるリーダーの力が必要不可欠です。

リーダー格になるため日頃ORI☆姫隊の活動をしている私たちにとっては学ぶべきことだらけでした。

私から上田さんにこのような質問をしました。


NODOCA

『リーダーとして仕切る立場になるためには知識や技術を備えることはもちろん大事だと思いますが、混乱の中指揮をとるために必要な心得はありますか?』

 

上田さん

『難しいね。協調性や決断力や集中力などいろいろあるけれど究極は‘取捨選択’だね。捨てることができるかどうかだ』。

 

という回答でした。

とても厳しい言い方だが、間違ってしまっては大変なことであるけれど、その決心が出来るかどうかであるとおっしゃっていました。

誰もが混乱し騒然とするなか、いかに冷静に先を見越して考え行動できるかが重要であることを教えて頂きました。

上田さんのような行動や考えは一昼夜で出来るものではないと思います。

まず基本的な災害に対する備えと知識を身に着けること。

そして普段からどれだけ物事を考え見極め想像する力を養うか、が重要であるかを考えさせられました。


そして上田さんのようなリーダー格が地域にたくさんいたらそれほど心強いものはありません。

 

 


 

高橋宗也さん、上田勉さん
とても貴重な体験談と私たちへの教訓を本当にありがとうございました!



そのあとはORI☆姫隊の復興支援追悼ミニライブをし、東松島のみなさんへ向けて

復興支援ソングを歌いました

 




そして再度
大曲浜の海辺に移動し
清掃活動と防潮堤のランニング
 

 

 

 

 

最後に被災地でとれた環境保全米‘ORI☆姫米’で握った「姫☆むすび」を皆さんで食べました!

 

 


東松島市の住民のおじいちゃんが
「食べてもたべても減らないな~。大きい塩むすびはおっぴさん思い出す~」と
喜んでくださいました(^^♪

 

 


 

次に開催が決まっているアサカツは
5/2 「第10回 姫☆のアサカツIn気仙沼」です!小泉浜で行います!
ぜひご参加お待ちしてORI☆ます!!

 

 

先頭を切って大曲浜の防潮堤をみなさんと走り抜けました!!

 

 

 

最後に今回姫☆アサカツにご尽力いただきました

ORI☆姫隊の大好きなあおい地区小野会長

 

 

ORI☆がとうございました~ラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

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2021年3月24日開催予定のSHOWROOM【ORI☆学アワー】は

新型コロナウィルス感染予防緊急事態宣言により

延期となりました。

誠に申し訳ありません。

 

ORI☆姫隊のYouTubeコンテンツ張り切ってアップしています!

ぜひぜひ応援してくださいね流れ星流れ星流れ星

 

 

 

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普通預金 5004491

一般社団法人JASIA

 

ご協力よろしくお願い致します。

 

 

 

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