言葉の垣根と心の垣根 | 元・先生母さんの子育てブログ

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元特別支援学校・小学校教師。国内を教師したり、障がい福祉を学んだりしながら転勤帯同。アメリカ帯同中は、息子の現地小学校をのぞき見!帰国した今、子育てや教育について暑苦しく(笑)マイペースにつづってます!

こんにちは。

初海外生活1年2ヶ月と10日

を終えて

帰国37日目。

英語の苦手な れり子です。

 

 

 

1年生の息子チミー、

日本の小学校初の夏休みが始まりました。

 

 

チミーの小学校では、夏休み中に計18日、

水泳指導があります。

 

教員だった私は

夏休み水泳についてもちろん

よく知っています。

クラスの友だちや担任の先生と一緒だった

一学期中の水泳とは

更衣場所も受け付け方も指導の流れも

ちょっと違います。

 

 

1年生は初めは分かんなくて

あっちへこっちへとうろうろしたり、

愉快な忘れ物したり(定番だけどパンツとかね)

する事が多々あるけれど、

どの子もちゃーんと

やって来て、泳いで、帰っていけるようになる事も

よーく知ってます。

 

 

学校からの夏休み水泳のお手紙を読んで、

そー、そー、うん、知ってる!と

思ってた母さんですが、

いざチミーが行ってしまうと

そわそわ落ち着かず。

果ては涙までこぼれる始末、、、。

 

あー、楽しかった!

と帰ってくることはわかってるんですけどね~。

 

 

 

アメリカでもここでも

学校へ、サマーキャンプへ、空手レッスンへ、、、

チミーを一人で送り出す時は

いつも泣きたくなってしまいます。

 

 

子離れの思いやられる母です、、、。

 

 

 

 

 

 

さて、今日も

ほんの短い期間だけど

初の海外生活を経験して私は変わったかも

と感じる事についてです。

 

 

その1はこちら

 

ー他人への垣根が確実に低くなっていること-

 

今日はその2

ー口から出る言葉への垣根も低くなっていること-

 

 

 

「こうしたい」と自分の希望や気持ちを

前より楽に言えるし、

「それってどういう事?」と聞きたい時に

尋ねられるようになってます。

 

 

何故なんでしょう。

 

 

苦手な英語で散々困ったからかなあ、と思います。

口にしなければ伝わらない。

どんなにヘンテコな英語でも。

分かって欲しければ、言いすぎるくらい口にしなきゃ。

って経験を繰り返して

多少慣れたからでしょうか。

 

口にして、それが失敗だったとしても

大したことじゃないって事に。

 

 

 

以前の私は「こんな事も分からない自分って恥ずかしい」

と思い、人に質問することは苦手でした。

いちいち考え込まなければ、

尋ねる事が出来ませんでした。

でも、聞かなきゃもったいないよ

と思うようになりました。

 

何でも知っていて、

何でも出来る人なんて

そうそういないんだ

という事が分かったからかもしれません。

 

 

 

私は夫の事をとても尊敬しています。

アメリカへ行く前も、

帰ってきた今もそうです。

でも、留学中の夫は

とことん英語に、勉強に苦しんで、

とことんカッコ悪くて、情けなかったです。

夫は何でも出来るカッコいい人なんかじゃ

なかったです。

 

世界各地から集まってきた夫のクラスメイトは

それはそれは優秀な人たちでしたが、

それでも第二言語である英語に

格闘している姿を何度も、何度も見ました。

 

それほど流暢ではないけれど、

伝えたい事を

手を変え品を変え

熱く(暑苦しく!)、

懸命に語る(語りまくる!!)

彼らの姿から、

 

私の恥ずかしいって気持ちは

ちっぽけだったし、

今は知らなくたって、

分からなくたって、

上手くなくたって

そんな事はどうでもいい

 

と思うようになりました。

 

 

 

せっかく生きてるんだから。

だから自分を大事にしよう。

 

口を開いて

心を開いて

生きよう。

 

 

日本へ帰る日が近づいて

こんな短い期間で帰る事が無念で仕方なかった時に

そう決めたからかなあと

思います。

 

 

 

今日も長くなりました。

読んでくださった事に感謝です。