ネバネバ食品って本当に元気のモト・・・?
疲労気味の時にネバネバ成分を多く含む食品を食べると
元気が出ると言われています。
ネバネバ成分は、
納豆・オクラ・山芋・コンブ等発酵食品や
野菜、海藻などの様々な食品に含まれています。
果たしてそれらの食品は
イメージ通りの力を持っているのでしょうか?
今回は食品中のネバネバ成分に焦点を当てて
そのイメージを検証してみたいと思います。
食品中のネバネバ成分は、
全て同じ化学物質ではなく、働きも異なっています。
代表的な4つのネバネバ食品について、
その成分と作用を記載し
一般的に持たれているイメージと比較してみましょう。
Ⅰ 納豆
納豆のネバネバ成分はポリグルタミン酸という成分で、
アミノ酸の一つであるグルタミン酸が集まったもの。
これはたんぱく質に近い成分です。
このポリグルタミン酸は、
胃壁を守ったり
腸管の老廃物の排泄を促進する働きがあります。
納豆のネバネバは物理的に胃腸を守る働きを期待することができますが
特に納豆のネバネバを食べることで元気がでるということはないようです。
Ⅱ オクラ
オクラのネバネバ成分は、ムチンとペクチンです。
ムチンは植物だけでなく、
動物の分泌する粘液のほぼすべてに含まれています。
口腔、腸、胃などの消化器官や
目の裏の粘膜はすべてムチンで覆われています。
ウナギやその他魚類のヌメリもムチンです。
強い保湿性があり、粘膜を保護しています。
食物としてムチンを摂取することにより、
胃壁を保護し、傷ついた粘膜を修復することが知られています。
オクラにはコレステロールや血糖値を低下させる作用が報告されていますが、
これらの作用は主にもう一つのネバネバ成分であるペクチンによるものと考えられます。
次回へ続きます。
お楽しみに!
農学博士 前田浩明



