近年、エスニック料理の人気が高まっています。
台湾、タイ、インドネシアなどアセアン地域への旅行者が増加し、
エスニック料理を経験する機会も増え
逆にアセアン地域から日本への旅行者も増したことで
彼らのためのレストランも数が多くなっています。
国内では特に東京や大阪などで
インド、台湾、インドネシア、ベトナム、イラン等
ありとあらゆる国の料理を食べることができます。
これらの国々の料理は、
香りの強い野菜やスパイスが使われているのは特徴で
出汁を使い素材の味やうま味を引き出すことを特徴とする和食とは
少々趣が違っています。
しかし、日本人も生活様式や食生活が変化し、
若い世代ではこうした香りの強い食品にも魅力を感じて
好んで食べるようになってきているのかも知れません。
従来、食品の香りは食欲との関係を主とする
嗜好的要素としての評価が主でした。
また、食用植物から得られたスパイスは薬理的な作用を有する成分が多く
天然の保存料として大航海時代の交易品の花形でした。
しかし、新しい食品栄養学で評価されるようになり、
従来の薬理的作用に加えて食物植物の香りの成分も
神経組織へのアロマティックな作用が評価されるようになりました。
次回へつづきます。
お楽しみに。
オリジン生化学研究所
農学博士 前田浩明


