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前田浩明のラボ (別室)

オリジン生化学研究所 所長
ただいまコーヒーブレイク中

 

近年、エスニック料理の人気が高まっています。

台湾、タイ、インドネシアなどアセアン地域への旅行者が増加し、

エスニック料理を経験する機会も増え

逆にアセアン地域から日本への旅行者も増したことで

彼らのためのレストランも数が多くなっています。

 

国内では特に東京や大阪などで

インド、台湾、インドネシア、ベトナム、イラン等

ありとあらゆる国の料理を食べることができます。

 

これらの国々の料理は、

香りの強い野菜やスパイスが使われているのは特徴で

出汁を使い素材の味やうま味を引き出すことを特徴とする和食とは

少々趣が違っています。

 

しかし、日本人も生活様式や食生活が変化し、

若い世代ではこうした香りの強い食品にも魅力を感じて

好んで食べるようになってきているのかも知れません。

 

従来、食品の香りは食欲との関係を主とする

嗜好的要素としての評価が主でした。

また、食用植物から得られたスパイスは薬理的な作用を有する成分が多く

天然の保存料として大航海時代の交易品の花形でした。

 

しかし、新しい食品栄養学で評価されるようになり、

従来の薬理的作用に加えて食物植物の香りの成分も

神経組織へのアロマティックな作用が評価されるようになりました。

 

次回へつづきます。

お楽しみに。

 

 

オリジン生化学研究所

農学博士 前田浩明

 

 

 

 

 

コーヒーのもつ食物機能①から続いています(文末リブログ)

 

最近クローズアップされているコーヒーの成分に

クロロゲン酸があります。

 

ポリフェノールの一種、

コーヒーの渋味の成分で

機能性として「糖の吸収を抑制する作用」が報告されています。

 

コーヒーの生豆には5~10%含有されていますが

熱に対して不安定で、

焙煎することによって大部分が分解されます。

 

そのため、通常私たちが飲用しているコーヒーには

クロロゲン酸はほとんど含有されていません。

 

クロロゲン酸は他の食物にも含有されている渋味成分ですが、

ほとんどすべて加熱処理されて摂取されています。

 

コーヒーの持つ最大の特徴は

「心身のリフレッシュ」ではないでしょうか。

楽しんで取り入れましょう。

 

 

農学博士 前田浩明

 

 

 

 

 

 

 

コーヒーは芳醇な香りを持ち、

気分転換させてくれる魅力的な飲料として

世界中の人々に愛されており、

嗜好飲料としては最大の消費量となっています。

 

日本においても、

朝食がパン食にシフトすることにより消費量が増加し

缶飲料としてのコーヒーの普及がさらに拍車をかけています。

 

コーヒーの持つ食物としての価値は

もっぱら二次機能、

すなわち芳醇な香りと心地よい苦みと酸味のバランスによる

リフレッシュ感の提供です。

 

昔からコーヒーと健康に関しては諸説があり、

「コーヒーは美味しいけれど飲みすぎは健康によくない」

という風評が流れていましたが、

ほどほどに飲用すればとくに問題はないようです。

 

当然、どのような食べ物や飲料でも、

食べ過ぎれば必ず不都合なことが起こります。

 

 

近年、三次機能についてカフェイン以外にも

種々の成分とその働きが報告されています。

 

ポリフェノールによる活性酸素除去作用からの「がん予防」

ニコチン酸による「動脈硬化予防」

コーヒーのアロマ成分の抗酸化作用による「恒常性維持効果」などです。

 

これらの報告から

コーヒーは従来のネガティブナイメージが払拭され、

健康を維持増進する飲料であるとの考えが定着しつつあります。

 

 

②へ続きます。

お楽しみに!

 

 

農学博士 前田 浩明