コンクールに応募する際に、最後まで迷う句というものがあります。
そうした場合は、初案に戻るのがよいと言われていますが、本当
に、それがよいのかどうかというと、確信が持てないのが現実です。
要は、結果次第ということになるのですが。
次の句の、下五の初案は、「日曜日」。
・ぬか床のにほひ涼しき休肝日
(入選)
「日曜日」では、当たり前で、季語の「涼しき」が活きないように思い、
「休肝日」としましたが、かなり世界が限定されてしまいました。
「日曜日」は、よく使われる措辞ですが、「日曜日」でよかったのでは
ないかと、今でも思われます。
しかしながら、「休肝日」だから面白いので、「日曜日」で入選までい
けたかどうか。
次は、お布施をちり紙にくるんでいる景。
お金を「誠意」と措いたところが認められたものと思われますが、悩
んだのは、「つつみて」。
・ちり紙に誠意つつみて生身魂
(入選)
初案は「くるみて」でした。
言葉のニュアンスでは、「くるむ」よりも「つつむ」のほうが、丁寧に思
われ、推敲し直したもの。
どちらも同じような意味合いですので、評価には反映されないかもし
れませんが、どの措辞を使うのか、悩みは尽きません。
それは、俳人の宿命なのかもしれません。
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