俳句エッセイ   美しいときれい | 俳句のとりな

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俳句を愛するかたとともに

 

 

我が家の庭の鉢植えの一つに、ブーゲンビアの花が。 ブラジ

ルが原産で、オシロイバナ科のつる性低木とか。


枝先に総状に集まって咲く花は、目立ちませんが、紅色系の大

きな苞葉には美しいものが。(写真) 

 

ところで、普段、何気なく使っている「美しい」という言葉。

 

この「美(うつく)し」は、平安朝前期以前は、「愛(うつく)し」が当て

られてお、妻子や、小さく可憐なものへの愛情を表す言葉であ

ったとか。

 

万葉集では、山上憶良が「~妻子見れば めぐし愛(うつく)し~」

と詠い、 枕草子では、 「愛(うつく)しきもの、瓜に描きたる稚児の

顔」のように表現されています。

 

「美しい」=「綺麗」となるのは、平安朝後期以降とのこと。


古代では、「綺麗」の意味に使われたのは、「くは(精妙)し」、「きよ

(清)し」と言われ、 古事記に、 「くはし女」(絶世の美女)が、また万

葉集には、「きよき渚」などという表現が見られます。

 

俳句では、「美しい」ものを美しいと言わずに、その美しさを別の措

辞で表現しようと、日夜苦労しているところですが、名句も。

 

 美しさや野分の後の唐辛子 蕪村

 

[今日の一句]

 

・秋没日背負ふ赤子の頬白し


[これから俳句を始めたいかたへ]

俳句生活で学んだことを、初心者向けに、131回に亘って、綴って

います。

 

「はじめまして」
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