かつて、定年退職後に、月1回の料理教室へ通ったことが。
料理の基本コースで、実習を行いながら、文字通り料理の基本を
学ぶもの。
企業戦士であった身には、まったくの未知の世界で、レシピには、
またたくまにメモの記入が。
メモは、なぜか五七五に。
少々はひとつまみなり塩加減
レシピにある「塩 少々」の「少々」の加減が分からなかったもので
すが、 何gと表記できない「ひとつまみ」と知り、 料理の決めてとも
なる塩加減を、そんなものでよいのかと思ったりしたものです。
ところで、食塩は、人間にとって絶対必要な無機質であると言われ
ていますが、成人男性の1日の必要補給量は4~6gとか。
しかしながら、現代人の食生活からは、塩分が過剰に摂取されて
おり、そのため、正常な人の摂取の目標値は、18歳以上の男性が
1日当たり8g未満、18歳以上の女性は1日当たり7g未満とされるこ
とに。
周知の通り、塩分のとりすぎは、高血圧につながっており、正常血
圧の人にとっても,高血圧の予防のために減塩することが奨励され
ています。
また、日本の病院では、高血圧患者に、食事から摂取する食塩は
1日6g未満と指導しており、50年以上も言い続けられているとか。
その一方、免疫力を上げるためには、しっかりと塩分をとることが
必要とする医師も。
20万人を対象とした、アメリカのある調査では、1日の塩分摂取が
少ないグループのほうが多いグループよりも死亡率が高いという
結果が出ているとのこと。
免疫力の低下は、体温の低下から引き起こされ、体温が1度下が
ると免疫力は39%も低下すると言われています。
その原因は、運動不足、冷房設備の普及、シャワーだけの入浴
習慣、水分のとりすぎ、夏以外でも体を冷やす食べ物を食べるこ
となどが考えられますが、さらには減塩が影響しているとか。
塩分には体を温める効用ほか病原菌を退治する殺菌作用もあり、
減塩するよりも、まずは運動をして、体をあたためる食べ物を食べ
ることが第一、としています。
つまるところ、なにごとにも適量というものがあって、度を過ぎると
よくないということにおちつくようです。
料理の基本コースには、和食、惣菜、中華と3年間通ったことにな
りますが、 料理の原則は、 薬と同じようにレシピ上の用法用量を
きちんと守ることと知りました。
守ってさえいれば、それなりの料理が出来上がる、と。
・Vの字のかくし包丁秋蓮根
(蓮根は、従来は冬場に掘り起こされておりましたが、この頃では、
10月に掘られ、市場に出回ることも。)
[今日の一句]
・朝市や僧侶手にする蔓茘枝
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