俳句エッセイ 病と笑い | 俳句のとりな

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しばしば使われることわざに、「笑う門には福来たる」が。

 

上方版「いろはがるた」の一つですが、「笑い」は幸運が巡ってくる

ばかりではなく、ストレスを軽減し、免疫力をアップさせるとも。

 

人間は悲しいことや辛いことがあると、免疫力が下がり、病気に対

する抵抗力が弱くなってしまうことが、多くの研究で実証されている

とのこと。

 

逆に嬉しいことや楽しいことがあると、抵抗力が強くなると言われて

います。

 

1999年のイギリス学会での発表では、次のように。

 

健康な大学生を対象にして、あるグループには、狭い空間で、一定

時間、ただ横たわっていてもらい、もう一方のグループには、同じ条

件で、お笑い番組を見てもらったとのこと。

 

終了後、NK細胞(ナチュラルキラー 体内で発生したがん細胞を即

座に殺す働きを持っている)の活性を調べたところ、格段の差が表

たと言われています。

 

つまり、ただ横たわっていたグルーブのNK細胞の活性は、22%から

17%へと低下し、それに対して、お笑い番組を見ていたグルーブは、

31%から42%へとアップする結果に。

 

このことから、NK細胞には、感情の影響を非常に受けやすい性質

があって、嬉しかった、楽しいときには強まり、反対に悲しいとき

には弱まることが実証されたとしています。

 

あるかたは、普段から次のようなことを行うよう奨めています。

 

1日5回、大きな声で笑うこと。
好きなことや楽しいことを行うこと。
自分が笑うだけではなく人を笑わせたり、ほめたりすること。

 

大病をしてからというもの、つとめてこれらを行うようにしてい

ますが、作業をしながらの、BGMがわりに聴く落語や音楽など

も効果があるようです。


[今日の一句]

 

・とぎれなき林檎の皮や戯れる猫

 

ある先達は、俳壇には、「や」「かな」「けり」などの切字を使うのは

古い作り方だとする誤った観念があるとか。

 

しかしながら、「や」「かな」「けり」などで切っていない句は、見た目

は綺麗でまろやかな印象を与えるが、切る意識が乏しいため、迫

力に欠けるとのこと。

 

掲句を切字の「や」を使わない句と比較すると、その差は歴然とし

ているように思われます。

 

とぎれなき林檎の皮に戯れる猫

 

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