岩国(山口県)、宮島~広島~呉(広島県) 3泊4日の旅 【観光地レビュー3・4日目 : 呉(くれ)】
【3日目】江田島から呉港へ ▶ 入船山記念館 ▶ 歴史の見える丘 ▶ アレイからすこじま ▶ 旧呉海軍工廠レンガ倉庫群 ▶ 港町珈琲店 ▶ 海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館) ▶ 大和ミュージアム ▶ 呉港 ▶ 夕呉クルーズ ▶ 呉港 ▶ クレイトンベイホテル チェックイン
【4日目】 クレイトンベイホテル チェックアウト ▶ クレイトンベイホテルの送迎バスで『呉駅』 ▶ 呉駅からバス移動 ▶ 音戸渡船口(バス停)下車 ▶ 音戸渡り舟口 ▶ 音戸の瀬戸公園 展望台 ▶ 瀬戸内オーシャンスパ 汐音(しおん) ランチ&入浴 ▶ タクシー移動 ▶ 長迫公園(旧海軍墓地) ▶ タクシー移動 ▶ 呉駅 ▶ 空港リムジンバスで広島空港へ ▶ かなわ 広島空港店 オイスターバー&ディナー ▶ 羽田空港
■入船山記念館
旧帝国海軍の呉鎮守府(くれ ちんじゅふ)長官の邸宅です。
軍港の防備を司(つかさど)る高等司令部。鎮守府は、かつて日本海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関。その前身は1871年に兵部省内に設置された海軍提督府。 各鎮守府は、所轄海軍区の防備、所属艦艇の統率・補給・出動準備、兵員の徴募・訓練、施政の運営・監督にあたった。
とても素敵な洋館でありながら、和室も完備。和洋折衷が美しく、広い邸宅です!
あまり知られていない観光地かもしれませんが、現在は、穏やかな時の流れが感じられる素敵な場所でした。
入船山記念館は、呉市立美術館(近現代美術館)と旧東郷邸も隣接しております。このエリア一体がとても素敵な雰囲気で、まったりとゆったりとした時間を過ごすことができます。呉にいらっしゃる際は是非。
日曜日の観光であれば、呉地方総監部 第一庁舎一般公開や、海上自衛隊呉地方隊(呉基地)「艦艇」乗艦見学も併せての見学をおススメ致します。私は、平日だったので残念ながら・・・
※コロナで現在はいずれも休止されているようです。
■歴史の見える丘
昔、あの巨大な『戦艦大和』も建造していたドックが見える丘です。ドックの大きさとそれを取り囲む巨大なクレーン・・・圧巻です。
■アレイからすこじま
アレイからすこじまは、広島県呉市にある公園。 「アレイ(ALLEY)」は英語で路地を意味し、「からすこじま」は昔呉浦にあった「烏小島」が名前の由来。烏小島は当時周囲40m程の小島で大正時代に魚雷発射訓練場として用いるため埋立てられて消滅しているそうです・・・
この名前の由来を知らなかった時、どこで区切って読むのかわからず、適当に『アレイ・からすこ・じま』かな?と思っておりましたが、『アレイ・からす・こじま』が正解ですね!それにしても、なんというトリッキーなネーミング
アレイからすこじまは、恐らく、国内で唯一至近距離で最新鋭の潜水艦を見ることができるスポットかと思います。超貴重です!
この日は、5艘停泊していました!すごい、ラッキー そして、ここでも、日本の電線問題が・・・ あっちこっちの景観、壊しすぎです!日本の電線問題、マジで深刻・・・・。
ちょっとズームするとここまで至近距離に。
▼あーー、本当に電線が邪魔でした・・・(´;ω;`)
アレイからすこじまから見る潜水艦のお姿は、表面が乾いていてなんだかとっても静寂を感じるのですが、このあと乗船する『夕呉クルーズ』で撮影した写真と、まったくの別人、というか別艦なんです!!
比較の為、先に出しちゃいます!1枚だけ こちらが、『アレイからすこじま』に停泊している潜水艦を、逆=呉港のクルーズ船から撮影した写真。撮影角度の問題や、若干波があるせいもありますが、なんといいますか、みずみずしくてまるで潜水艦が生きているよう・・・・
■旧呉海軍工廠レンガ倉庫群
アレイからすこじまから道路を渡って反対側にあるのが、『旧呉海軍工廠レンガ倉庫群』。戦前は、呉海軍工廠の水雷部・電気部の工場。戦時中の空襲で損傷し、戦後は進駐軍によって接収。接収解除後は呉市営倉庫として利用され、のちに民営化され現在に至るそうです。
横浜の赤レンガ倉庫、北九州門司港、尾道、函館等のレンガ倉庫、そして、旧呉海軍工廠レンガ倉庫、それぞれ趣が異なりますね。国内のレンガ倉庫、いっぱい観てきたな・・・あ、敦賀赤レンガ倉庫は、まだなんですよねーいつか行かないと!
■港町珈琲店
『アレイからすこじま』の道路を渡った目の前、セブンイレブン(当時)の2階に、潜水艦を眺められるカフェ発見!!『港町珈琲店』でデザート&カフェを頂きました。
焼きたてワッフル、ストロベリー&ベリー系フルーツ&生クリーム&アイスクリームがたっぷりとのったワッフル+アイスコーヒーを頂きました。とってもお安く、美味しかった記憶があります
公式HPからお借りした現在のストロベリーワッフルの画像です。現在掲載されているのは12月のメニューですが、実際に伺ったのは3月なので、若干内容は異なるかもしれません。でも、こんな感じの素敵なワッフルでした!
▼オープンテラスからは、目の前に『アレイからすこじま』の潜水艦が!!
但し、ここでも日本の絶景を台無しにする”電線”問題が・・・
時間を気にせずまったりしたかったのと、バスの時間を気にしたり、待ったりするのが面倒だったので、お店の方にタクシーをお願いしたところ、快く呼んで頂きました。分刻みの観光スケジュール&徒歩観光に、さすがにちょっとお疲れ気味( ´艸`)
タクシーでサクッと、呉港に戻って参りましたー
■呉港
■海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
てつのくじら館は、大和ミュージアムを超えたところにありますので、ここを通っていきます
こちらでは、海上自衛隊の歴史や装備品の紹介などが展示されており、1階部分では海上自衛隊の歴史、2階では機雷・掃海艇について、3階では潜水艦の活躍について、実物・模型・絵図や映像などの資料を用いて紹介しています。
展示の目玉はなんといても実物潜水艦の屋外展示 この潜水艦は実際に海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の『あきしお』で、展示用に内部機器の交換、重要な機材などについては防諜策を施しダミーに差し替えられる等した上で展示されているそうです。案内係員が常に監視をしています
海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)は、呉市の海上自衛隊の広報を目的とした施設で、入場無料で一般公開されています。当時、狭~~い潜水艦の2段ベッドに実際に横になってみたりすることもできる体験型施設で、挑戦していらっしゃる方がいらっしゃいました。見知らぬ皆様がギリギリ横になっているお姿を拝見しながら、ガリガリじゃないと、無理ね~(笑)と。。。
■夕呉クルーズ
横須賀の軍艦クルーズ=『横須賀軍港めぐり』 は、訪れるたびに停泊している軍艦が異なり、わりと楽しくて何度か参加しておりました!なので、呉港のクルーズももちろん興味津々 とくに、夕暮れのサンセットクルーズなんて、なんてロマンティックな
▼先ほど『アレイからすこじま』の陸地=道路側から見た潜水艦。
今度は、海上から ズームしてますが、クルーズ船は、かなり近くを通ってくれます!
で、結果、夕呉クルーズ、最高でした
私が感じた横須賀軍港巡りと夕呉クルーズの大きな違いは、次の通り。
- 横須賀 ▶ 海上自衛隊の軍艦だけでなく、アメリカ軍の軍艦、潜水艦、運が良ければ空母まで見れます!但し、すべてが遠くに見える感じ。
- 呉 ▶ 海上自衛隊の軍艦・潜水艦・ヘリコプター搭載護衛艦(空母にちかいけど空母じゃない)が、至近距離で見えます!横須賀港ではまったく考えられないような距離感です
▼こちら、まさに我が国最新鋭のヘリコプター搭載護衛艦『かが』でございます。ズームしてますが、クルーズ船からこの距離
呉港では、毎朝日の出と共に艦船に自衛艦籏を揚げる時の儀式『旗揚げのラッパ』と、夕刻日の入りに自衛艦籏を降ろす時の儀式『降籏のラッパ』が毎日行われています。これは、世界各国のネイビー(海軍)が共通して行う儀式で、73年前の日本海軍から海上自衛隊が受け継いだ、数少ない遺産の一つだそうです。この時は、18:00過ぎ頃だったと思います。
空が夕暮れに染まり徐々に明るさが失われていく中、呉港に高らかに響き渡る自衛隊のラッパの音楽に合わせて、呉港に停泊しているすべて軍艦や潜水艦の船首にはためく自衛隊籏が、自衛隊員の皆様の手によって、毎日こうして日の入りとラッパの音楽と共に降ろされていく景色は、なんとも特別な時間の流れを感じました。その貴重な様子は、動画でも記録しましたけど、アプリ使ってないので動画アップできません・・・なので、動画を数枚切り取ってみました。
ラッパ演奏と共に、自衛隊籏が降納されると、呉港に静寂が漂います。こんな特別な風景が、呉の人々にとっては”日常”だなんて・・・とても不思議な感じがしました。ラッパで演奏されている曲は、『ラッパ君が代』らしいのですが・・・どこをどう聞いても、『君が代』には聞こえませんでした( ´艸`) 明治時代から続く旋律とのことです!これからもずっと受け継いで頂きたい素晴らしい儀式だと感じました。
それにしでも、この距離・・・凄すぎます 貴重すぎます
呉港のクルーズは、日中のクルーズよりも、やっぱり『夕呉クルーズ』がおススメです。絶対です
ここからは、翌日、最終日4日目に訪れた観光地です。
■音戸渡船口(バス停)
音戸渡船口でバスを降りると、すぐにそこに”日本一短い航路”とされる『音戸の渡し船』があります。急潮と行き交う船の多さで知られる音戸の瀬戸90mを片道3分で結ぶ日本一短い定期航路。時刻表はなく、午前5時半から午後9時まで運航しています。一人でもお客が乗ればすぐに出港し、また、対岸の桟橋に人が見えればすぐに迎えに来てくれます。建造から50年以上になる木造船が、音戸の瀬戸を軽快に往来していますが、私は対岸に特に用事もなく、乗船していみたい願望が無く、見学のみとなりました
舟宿?が今にも崩れ落ちそうなレトロを通り越した雰囲気と、その中?外?で、船頭さん達??が一斗缶の空き缶に薪を入れて焚火をしている光景が、なんとも・・・目に焼き付いて離れません。そんな風情を感じたい場合、是非覗いてみてください!
■音戸の瀬戸公園 展望台
『音戸渡船口』バス停から、道路を渡って階段を上り、軽い登山。
「音戸の瀬戸公園は、平清盛が夕日を招き返して1日で切り開いたという伝説のある名勝地で、3月下旬から4月上旬には約2,300本の桜、4月下旬から5月初旬には約8,300本の紅白のツツジが咲き乱れ、真紅の「音戸大橋」とマッチした素晴らしい景観が楽しめます。」
とのことで、3月後半っちゃ後半だし、なんか咲いてるかな~~?と思い・・・こんな風景をちょっぴり期待して音戸公園に行ってみました!
公式サイトより。
実際は・・・この寒々しさ( ´艸`) 音戸公園を訪れる際は、是非開花予報などご確認の上
お天気がよければ・・・絶景です
■瀬戸内オーシャンスパ 汐音(しおん)【2021.3に閉館】
音戸の瀬戸公園をさくっと見て、昨日時間が無くて観光できなかった、入船山記念館隣りの『呉市立美術館(近現代美術館)』に行こうと思っておりましたところ、音戸の瀬戸公園散策中に偶然見つけてしまったのが、『瀬戸内オーシャンスパ 汐音(しおん)』 どうしようかなぁ~~?と迷った結果、スパに スパって言うほど高級でもなく、まあ、スーパー銭湯なんですけど、ただただ絶景でした!ロビーから撮影したお写真を数枚ご紹介。お天気が悔やまれるところではありますが・・・
船の往来がわりと激しく、ずーっと見ていて飽きない光景でした!
下記、公式HPより。
こちらで、ランチを頂きました。お味は、いたって普通。何食べても一緒かと・・・ 是非、船が行き交う景色を、そしてゆったりと流れる贅沢な時間と雰囲気をお楽しみください!
露天風呂もこの通り!ちょっぴりお土産売り場もありました。バスタオル・フェイスタオルなどレンタルしても、平日で1000円ちょっとだっと思います。お安いですね
ここでゆったりしてしまい、結局『呉市立美術館(近現代美術館)』には行けませんでした、残念!でも、次は、コロナ終わったら、日曜日に呉に行って、旧海軍施設見学や自衛隊艦船ツアーやら、今回やり残したこと、全部やりたいと思います!あ、江田島も行かないと!親族の写真とかなにか足跡が旧海軍兵学校に残っているかもしれませんものね。せっかく呉に行ったら、呉港夕呉ツアーも外せないし・・・日帰り無理なら、一泊どこにするか考えないと
■長迫(ながさこ)公園 旧海軍墓地
スパ汐音から、タクシーでお墓参りに。親族がこちらの墓地に埋葬されているわけではありませんが、共に太平洋戦争を戦った親族の同胞が多数眠っているものと思われ、敬意を表してお墓参りさせて頂きました。記念碑や墓石に刻まれた犠牲者の数に、絶句致しました。。。戦艦の犠牲者に加え、潜水艦乗員の犠牲者があまりにも想像を絶する数字でした・・・
とてもお手入れの行き届いた墓地でした。墓地にカメラを向けることはできませんでしたので、景色だけ・・・
長迫公園から、遠くに見える呉港の眺め。”すずさん”もこんな風に呉港を眺めていたような・・・・
長迫公園周辺の眺め。住宅地と隣接しています。
お墓参りの後、タクシーで呉駅へ、そして、呉駅から空港リムジンバスで広島空港へ向かいました。
▼呉駅に向かう途中で撮影した写真。この写真が、この旅行最後の写真です。
■かなわ 広島空港店 オイスターバー&ディナー
広島空港使うと、どうしてもここに立ち寄ってしまいます・・・オイスターバーありますし、お食事の際は大きな窓から滑走路見渡せますし、お味も安定していますし。毎回快適です!だいたいここで飛行機出発ギリギリまで長居してしまいます💓
岩国(山口県)、宮島~広島~呉(広島県) 3泊4日の旅、これでお・し・ま・い。