青森県 恐山・十和田市現代美術館 日帰り旅行 【旅行プラン】恐山菩提寺・極楽浜・釜臥山展望台 | せっかちOLの日本主要観光地を制覇する!

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日本国内の旅行に目覚め、飛行機や新幹線を使った日帰り旅行から2~3泊の日本国内旅行を楽しんでいます。目標は、日本国内の主要観光地、観光スポットをすべて訪れること!! 備忘録としてこれまでの旅行プランを少しずつアップしていきます。 

日本三大霊山(霊場)のひとつ、『恐山菩提寺』の山門。

 

青森県 恐山・十和田市現代美術館 日帰り旅行 備忘録

青森県 恐山・ 十和田現代美術館 日帰り旅行 【旅行プラン & 観光スポットレビュー】

 

旅の目的 

  • 日本三大霊山(霊場)のうち、滋賀県の比叡山、和歌山県の高野山は既に訪れていた為、最後の恐山菩提寺に。(日本三霊山は富士山・白山・立山、らしいですが所説ありそうです。)
  • 宿泊したいと思えるお宿が無かった為、日帰り旅行。
  • 恐山の日帰り旅行計画中、十和田現代美術館に草間彌生さんや奈良美智さんの作品が屋外に常設展示されているということを知って、恐山旅行プランに組み込んでみました。現代美術館好きラブラブ

■期間

日帰り 2020年10月 

※恐山は、10月末~4月末まで閉山しますので、この間は参拝できません。恐山開山時期は、積雪状況により不定期。

 

■主な移動手段

飛行機JAL (三沢空港利用)、レンタカー

 

■宿泊先

無し。

 

■旅行プラン

羽田 JAL始発 7:45AM >> 三沢空港 9:05AM >> レンタカー >> 青森県『恐山霊場』 11:40頃着 >> 恐山駐車場のお食事処『霊場恐山 蓮華庵』でランチ ~12:00 >> 『恐山菩提寺』 観光 ~13:00 >> 10~15分ドライブ >> 釜臥山展望台(かまふせやま)~ 13::30 >> 十和田市現代美術館 16:00頃着 ~ 17:00閉館 >> 三沢空港18:00前着 空港内のレストランでディナー >> 三沢空港 JAL最終便 19:35 >> 羽田 21:00 

 

上記ドライブルートで三沢空港から恐山に向かいましたが、これは最短ルートではありません。往路は太平洋側、復路は陸奥湾側の海岸沿いの景色を楽しみながらドライブしようと思って、わざわざ海岸沿いの道を選んだドライブルートでしたが、残念ながら往復両方とも海はほとんど見えませんでした・・・

 

地図では、ちょっと期待したんですけどね、青森のすこし荒々しい感じの太平洋&陸奥湾、海沿いドライブ音譜 というわけで、ドライブルート的にはかな~り退屈な長時間ドライブコースです。覚悟していかないと、がっかりしますショボーン めちゃめちゃがっかりしましたー。あせる 恐山、空港から超遠いんです。。。

 

■目的地までのドライブ時間の目安 

1) 三沢空港 >> 恐山  2時間30~40分位 ※むつ市内の渋滞あり。 

   ※GoogleMAPの最短ルートは、2時間20分位)

2) 恐山菩提寺 >> 釜臥山展望台 10~15分位

3) 釜臥山展望台 >> 十和田市現代美術館 2時間20分位 ※むつ市内の渋滞あり。 

4)  十和田市現代美術館 >> 三沢空港 40分位。給油とレンタカー返却を考えて、約1時間。

 

こちらが最短ルートダウン。地図上で太平洋側の海沿い(と思われた)ドライブしてもほとんど海見えませので、素直にナビの最短ルートを選択なさることをおススメ致します。

いずれにしても、なかなかの退屈ドライブです・・・がまん、がまん。ただひたすら『恐山』を楽しみに!

 

むつ市街を超えて、標高879mの恐山をひたすらくねくねと登っていくと・・・登り切ったところで、突然景色と空気が変わるんです!!びっくり 別世界に。

 

うわぁぁぁ~~!! って声がでました。けっこうすごいかもびっくり照れ

 

【観光地レビュー】

■三途川

俗世と霊界を隔てる三途の川。

 

■霊場恐山 駐車場

門前にあり広いですが、オール砂利です。

 

■霊場恐山 蓮華庵

恐山にある唯一のお食事処・・・というか食堂。駐車場にあります。恐山って、駐車場で車のドア開けた瞬間からものすっごい硫黄臭突き刺さります。なので、霊場恐山 蓮華庵 も食堂の内部までもけっこうな硫黄臭が・・・でも、それが『恐山』。

 

せっかく来たからには!ということで、蓮華庵で参拝拝前のランチ。ラーメンを頂きました。昔懐かしい、お醤油味のラーメンでした。

メニューは、カレー、お蕎麦、うどん、あんみつ、白玉・・・みたいな感じ。山菜蕎麦を注文している人が多かったように思います。美味しいのかな? 入口のレジで食券を買って、好きなテーブルに座ってお料理を待つシステムです。

 

恐山霊場(おそれざんれいじょう) 恐山菩提寺 

とにかく、ものすっごい硫黄の匂いです。日光も硫黄泉が噴き出しているところがあって、そこももすごかった記憶がありますけど、それ以上かな・・・最初は、結構厳しかったですけど、参拝しているうちに慣れてきました。恐山は風が強くて、激しい風の音がずーーーーと耳元でヒューヒューと鳴りやみません。そして、いたるところに刺さっているカラフルな風車が回る音・・・

 

完全に日常じゃありませんキラキラキラキラキラキラ

 

恐山霊場は、高野山や比叡山延暦寺とはまったく異なる、全然別世界、別カテゴリーのように思いました。でも、恐山を開いたのは、比叡山延暦寺を開いた『最澄』のお弟子さん、『慈覚大師 円仁(じかくたいし えんにん)』というお坊さんなのだそう。

 

だったら恐山も、比叡山延暦寺と同じ天台宗ですね、と思いきや・・・まさかの曹洞宗!なんでぇ~~??とおもって、Google してみたら、『慈覚大師・円仁は天台宗の3代目座主(ざす)で(やっぱり天台宗!)、862年に恐山を開いた時は天台宗だったそう。恐山菩提寺が曹洞宗になったのは、1530年からのことでで、宗派が変わったいきさつなどは不明。何度も火事に合っているいて、資料が残されていないらしいです。納得。。。

 

お大師様というと、どうしても『弘法大師 空海』と思ってしまいますが、北のお大師様は『慈覚大師 円仁』のようです。びっくり。

 

一般的に、「恐山は、この世のものとは思えない景色が広がっている」とか、「死者の魂は恐山へ」、とか「あの世とこの世が行き交う場所」 とか、「あの世と地獄の景色が広がる場所」とか、いろいろ言われてますが、実際に行ってみると、まさに、その通り・・・ なんか、地に足が付かない感じといいますか、1.5階層この世とは違う階層にいるような・・・でも怖くはないんです。。ものすごーーく美しいんです。

 

私が目にした光景を、一部順番にご覧ください。恐山に関しては、言葉は要らないかと・・・旅行先でも普段あまり写真を撮らないのですが、恐山では、めちゃくちゃ撮りました。是非、歩きやすい靴でニコニコ

 

門の左隣り。『恐山来迎の像』」が皆様をお迎えします。「私は祈ります 私は願います そして私は誓います」と刻まれています。

 

▼山門

 

 

山門を入ってまっすぐ参道進むと・・・

 

▼御本殿。

 

▼御本殿の写真を撮った地点、左側には温泉施設が2棟。

左右の建物、多分どちらも女風呂(古滝の湯)で、男風呂(薬師の湯)は別のところにあるようです。500円払って入場した参拝者は誰でも入浴できます。

 

私は、この位置から眺めただけで、中の様子はわかりません。。。温泉目当ての方は、タオル持参がよろしいかと思います。この温泉、風情を通り越して、なんといいますか・・・(^_^;) 歴史を感じられる場所かと存じます。ブラタモリ情報ですが、この境内の温泉場、昔は露天風呂だったとのことですびっくり

 

▼まずは、ご本殿に参拝です。

 

▼ご本殿から山門方向を撮影

 

次は、奥の院に参拝致します。

 

▼奥の院への道

奥の院までは、少し険しい坂道を上ります。

 

▼登り途中で振り返って撮影した写真。

左側に小さく見えるのが山門です。

 

▼恐山奥の院 不動明王

 

▼奥の院から下山途中で撮影した写真。

 

 

ここから霊山の散策を致します。

 

 

 

 

 

 

▼延命地蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼極楽浜:宇曽利湖畔

 

 

 

 

 

 

▼右側の板に”極楽浜”と書いてあります。

 

▼極楽浜(左)

 

▼極楽浜(正面)

 

▼極楽浜(右)

 

 

 

 

 

▼胎内くぐり

 

 

▼五智如来。展望台になっています。

 

▼五知如来からの眺め

 

▼五知山展望台

 

 

 

 

 

 

 

▼六地蔵

 

生きとし生けるものすべて、6種の世界(六道の世界)に生まれ変わりを繰り返すと言われていて、6種の世界とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天国の六つ。この6種の世界、それぞれで、衆生の苦しみを救ってくれるのが六地蔵なのだそうです。

 

全体像、『鳥瞰図 ちょうかんず = bird's eye view』です。公式HPより。

 

恐山は、好みは分かれることと思います。個人的な意見として 『実物は写真の100倍すばらしいです』。ちょっとだけ、チベットを思い出しました。(全然違うんですけどね、なんとなく。) 敷地内に『恐山温泉宿坊吉祥閣』という宿坊もありますので、恐山開山の期間中は宿泊も可能です。温泉目当てに宿泊なさる方もいらっしゃるそうです。有名な『イタコの口寄せ』は、夏の決まった期間のみ行われているようで、10月は影も形のありませんでした。

 

 

次は、恐山から10~15分の登山ドライブで、釜臥山展望台へGO!

 

■釜臥山展望台

開館日:6月上旬(雪の状況等により開設日を設定しています。)

閉館日:11月3日

釜臥山展望台からは、むつ湾とむつ市内の景色を見渡すことができます。夜になると、むつ市内の夜景が”華麗なアゲハチョウのようにくっきりと浮かび上がり、『光のアゲハチョウ』として有名な展望台とのことです。夜景がいいんですね!昼間の景色は、こんな感じでした。

 

 

 

 


この展望台から更に10分~くらい遊歩道を登ると、頂上(878m)からの絶景もお楽しみ頂けます、とのことでしたが、残念ながらタイムアップ!先を急ぎます。

 

この時点でだいたい13:30位。ここから約2時間20分のドライブで十和田市現代美術館へ。遠い~~。絶対16:00までには到着するぞー車車車DASH!DASH!DASH!

 

■十和田市現代美術館

陽が落ちる直前、ギリギリ16:00頃滑りこみました!(予定通り音譜)美術館は、16:30最終受付、17:00閉館。駐車場がわかりにくく、ちょとぐるぐるして時間ロスしてしまいました!一番近い駐車場は、美術館の裏側、美術館直結ですが、何しろ停められる台数が少なすぎて、あそこに停められたらかなりラッキー!第二駐車場というのがある、と書いてあったんですが、結局見つけられず、少しぐるぐるして2回目に美術館裏の駐車場チャレンジしたら、たまたま1台車が出て駐車することができました。多分、閉館間近だったからかな?普通の時間帯だと、結構厳しいかも・・・

 

お目当てのアート作品は、こちらダウンダウン

 

▼奈良美智さんの『夜露死苦ガール2012』※女の子の絵の方です。

右側の壁のイラストは、ポール・モリソン氏の『オクリア』という作品。

 

 

 

 

 

▼草間彌生さんの『愛はとこしえ十和田でうたう』

美術館から道を隔てた広場に常設展示されている作品です。誰でも通りがかりに見れますし、触れられますし、遊べるんです!しかも、黄色のパンプキンは、内側も電飾で装飾されており、中に入れるんですー。

 

 

【公式サイトから】

犬やキノコに囲まれた《十和田のハナコちゃん》と題された少女は、エネルギーに満ちあふれ、水玉野原の真ん中で高らかにうたっているかのようです。それはいまなお自由で純粋な魂をもって精力的に創作を続ける、作家自身の化身なのかもしれません。

 

楽しすぎませんか?オープンスペースに、このような大作が~~ラブラブ まさに、アートは生きているぅ~ハート飛び出すハート

 

 

 

▼黄色いパンプキン

 

▼黄色いパンプキンの内部

 

 

草間彌生さんの『愛はとこしえ十和田でうたう』の、右隣りには、こんな作品も。インゲス・イデーさんの『ゴースト/アンノウン・マス』 存じ上げないアーティストの方ですが、インパクトありました。

 

 

そして肝心の美術館の有料室内展示・・・一応入って一通り拝見いたしました。でもやっぱり、お目当ての草間彌生さんと奈良美智さんの作品が見れて幸せでした照れラブラブ しかもオープンスペースで合格

 

▼室内展示

 

 

 

ギフトショップは、カフェの片隅にちょとだけありました。もうカフェも閉店準備をしていて、お茶はできなかったんですけど、とてもかわいい感じのオシャレ空間でした。ちょっとだけのギフトショップでプレゼント買いましたが、GO TOクーポンは、紙クーポンも電子クーポンもいずれも使えませんでした。(予想通り、でも一応聞いてみましたてへぺろ

 

空港へ向かう頃には、もうすっかり夜に・・・空港近くで満タン給油してたりすると、空港に着くのが18:00頃になるし~~、 フライトは19:35だし~~。。。ってことで、ディナーは、三沢空港のレストランで。そういえば、今日は恐山でラーメンランチして・・・あ、ドライブの途中休憩でコンビニでパンやらお菓子やら食べましたけど、でも、何しろ遠くて時間無くて、ろくなもん食べてないな。。。ショボーン

 

■レストラン三沢空港

三沢空港唯一のレストラン。GO TO クーポンは、紙も電子も使えないということだったので、空港売店で早々と3000円のGO TOクーポンと、1000円のJALパッククーポンを使い切って、レストランへ。三沢空港にはここしかレストランが無いし、JALが満席だからそこらじゅうに人があふれているし、空港ロビー待合室は超~~狭いし、座れるとこほんの少ししかないし、座れるとこ全部埋まってるし、というわけでレストラン内も大混雑。

 

店員さんに聞いて、レストラン三沢空港イチオシの、ホタテ三昧セット、みたいのを註文しました。青森県といえば、ホタテですもんね!定食は、ホタテのお刺身とフライがメイン。お味は。。。超お腹空いていた状態でも、え???キョロキョロキョロキョロキョロキョロ・・・ご当地感ゼロ、普通な感じでした。青森のホタテ!とかって、期待しなければなんとか大丈夫かしら・・・? 

 

■三沢空港

三沢空港って、JALしか飛んでなくて基本狭いんですけど、それにしても、乗客が居るスペースが無さ過ぎて困りましたショボーン レストラン出たら人がロビーにあふれてて、セキュリティーチェック長蛇の列並んで、中に入ったらどっこも居場所無くて、搭乗までずーと壁よりかかって立ってました。(壁をゲットできただけでも、ラッキー。)コロナで座れる椅子が間引きされていることも原因かもしませんね。。。ほとんどの乗客がずーーと立ってました。三沢空港ご利用時は、心の準備を。

 

なんだかんだ、今日も大満足照れ