ジーンズ用ミシン針を買いに
服地屋さんに行き
レジでお母さんと子供の二人連れの後ろに並ぶ
お母さんに応対している店員さんの
後ろにいる店員さんは
僕の存在に気付いたが
そのまま作業を続けている
早く応対して貰えないかな
と思いつつも
お客さんを待たせることより
自分の作業を優先する体質の会社だったら
何を言っても無駄だと思い
早く処理して欲しいオーラだけ出して
待っていた
そのうちにお母さんに応対している店員さんが
「お客様はご一緒ですか?」と
ぼくと前の親子を見比べた
何か声を出すと
怒っている様に思われるかと思い
肩をすくめるだけにした
一連の流れを見ていた後ろの店員さんが
走ってきて
「すいません。てっきりご一緒かと、、、」
困惑したのか
金額862円がはっきり聞き取れず
860円に聞こえた
僕の財布の1円5円フォルダには
1円硬貨が2枚あったのに
おかげで5円が1枚と1円が5枚になってしまった
待たされたことはどうでもいいが
これは僕の会計処理上由々しきことだ
うしろの店員さんは
男性一人でこんなところに来るはずはない
という潜在意識があり
視界の片隅に入った僕らの
関係を奥さんの買い物に
イヤイヤ着いてきたダンナと写ったに違いない
今まで何回も買いに来ているが
こんなことは初めてだ
おまけに別のフロアでは
布地を手にした女性から
「すいません、これと、、」
と男性店員に間違えられた
このときはニッコリ笑って
「違いますよ」
と言えた
面倒くさいので
今度からこの店に来るときは
女装してこよう
***
2011/4/18(月) 午後 3:36