民主主義の国 アメリカの暗黒時代
マッカーシー上院議員による
共産主義者を告発する運動”赤狩り
共産主義関係団体の献金者リストに名前があった
と誰かが証言するだけで
職を追われたこともあったようだ

 

星条旗を背負ったようなマッカーシーに
反旗を翻したCBSテレビ「See it Now」の
ニュースキャスター、エド・マロー
マッカーシーを批判する番組を
自らが赤狩り対象になる覚悟のうえ放映

 

反論するため出演したマッカーシーから
共産主義関係団体のメンバーだと番組内で
名指しで批判される
が、自らの出演により国民が徐々に
彼の言葉に疑問を抱き出す

 

監督は自らも出演している
ジョージ・クルーニー
映画監督としては二作目
先行きの見えない重苦しい空気の中
感情的にならないクールな演出
俳優から監督へという流れは
第2のクリント・イーストウッドの予感

 

当時テレビ放送ではキャスターが
タバコを吸いながらコメントしていたことにビックリ
タイトルはマローが番組の終わりにいう決まり言葉

 

赤狩りについては、真実の瞬間(1991)でも取り上げられ
映画監督を演じたロバート・デニーロが
証人に喚問される場面も出てくる

 

赤狩りに対する思いは
もしかして前世から引きずっている
僕のトラウマかもしれない

 

 

2011/4/12(火) 午前 6:37