3月11日インターネット画面で
宮城県沖で大きな揺れ
という速報を見てすぐに
仙台の友人に携帯メールした

 

「事務所はクチャクチャで
 津波警報で屋上に避難中です」

 

その時点では被災の大きさが分からなかったので
「生き延びてーね!Good Luck!」
と軽ーく送ってしまった

 

それきり全く連絡は取れなくなった

 

彼のオフィスは仙台塩釜港の
水際から400m程にある
おまけに長い運河状の港湾の
根元部分にあり
津波のパワーが最大限に
増幅されたときにぶつかりそうな場所だ

 

彼の会社のHPからオフィスは
3階にあることは分かったが
ビルが何階建てかは分からない

 

ワンフロアーあたり軒高3mとして
屋上は最低10mはあるなとは思ったが
最大計測値7mの津波計測機では
計測不可能な大きな津波だったことが分かった

 

インターネット不動産登記情報検索のことを
思い出したときは稼働時間外で
土日は稼動していない

 

彼と最後に連絡を取った人間として
最後のメール内容を複数の人に伝えていたので
安否について不安な思いを伝える連絡が
時間が経つにつれ多くなっていった

 

消息が分かったのは
日曜の昼前
彼の奥さんから
友人に伝えられた
家族全員無事です
という携帯メールだった

 

みんなホッとした
行方不明者がまだまだいる中
複雑な思いはあるが ひと安心

 

昨晩来たメールで
電気は復旧したが
ガス、水道は1ヶ月掛かるらしい
何ができるか分からないけど
応援しています

 

写真は彼が通勤に使っていた車

 

2011/3/18(金) 午前 9:00