奈良へ行く
平城遷都1300年祭会場あとでは
仮設会場の撤去業者が数多くいた
そして朱雀門がそびえ立っていた
平成10年に約7億円かけて再建されたらしい

 

シックなイメージの奈良には
けばけばしく
似つかわしくない
「何で再建したんだろう」
新築当時の材料や色を
再現したかもしれないが
周りとのバランスは
あまりいいとは言えない

 

その後に行った
東大寺の南大門の重厚さと比べると
薄っぺらい

 

しかし、745年に建てられた南大門は
平安時代に大風で倒壊し
現在の門は鎌倉時代(1199年)に
完成しているので811年経っている
軒裏なんかはそろそろ塗りなおしたほうが
良さそうにも思うが
塗れば風合いはなくなるに違いない

 

生物には寿命があるが
静物にも寿命があるかもしれない
むやみに延命措置をとることが
良いことなのか

 

朱雀門もあと800年程で
重厚さが出るかもしれない

 

写真は東大寺の南大門