今年5月から裁判員制度が始まり、
ある日突然、裁判所から召集礼状が届けられ、
裁判で被告人と対峙しなければならない状況に
陥るかもしれなくなってしまいました。

市民の義務かもしれないが、
人を裁くことで抱え込むストレスは
如何ほどかを思うと、
なるべく召集されないことを願います。

でも、15年前は違う思いでした。
1994年12月に岐阜県弁護士会が、
戦前に一時期あった陪審員制度が復活したら、
という前提で陪審模擬裁判をすることになり、
陪審員を公募しました。

模擬裁判の内容は、法定時速40kmの道路を20kmオーバーで
走行したとして起訴された被告人が、
速度違反を否認していることについての審議でした。
応募したら幸運にも26人のうちの一人に選ばれた。
当日は、不運にも、くじで陪審員長に選任された。

赤いスーツを着た検事役の女性の前でブルーのシャツを着た猫背が
15年前の私です。

 

2009/11/25(水) 午後 7:19