公開されたら必ず観る映画監督が4人いる。
クリント・イーストウッド、リック・ベッソン、クリストファー・ノーラン、そして最もアメリカにアメリカらしさを求め願うオリヴァー・ストーン
「ワールド・トレード・センター」
5年後に製作されたこの映画を観ていなかった。直視できる自信がなかったのかもしれない。記憶は飛んでいる。
救助に入った港湾警察官が、ビルの崩落でエレベーター・シャフト逃げ込み、瓦礫の下敷きになる。身動き出来ず救助を待つ。無線機で要請するが応答はない。
「痛みは友達だ。痛みを感じているのは生きている証拠だ。」と励まし合う。
関係者らしき車が来ると悲しい知らせは聞きたくないと家の奥に逃げる妻。僕が探しに行くと言う息子。別の妻は産まれてくる子供の名前を埋もれている夫と口論になったが夫の希望通りしようと思う。
現場では熱量から拳銃も暴発する。
時間は流れる。
リタイアした海兵隊員が現場へ正装して赴く。
当然入れる。日が落ちて暗い中、生存者を探す。
家族は疲弊していく。
身動きが出来ない救助を待つ者は、互い話すことでゼロタイムが来ないことを願う。
彼らのことは映画を観れば分かる。