∴電撃デイジー その65② | ∵電 撃 的 青 春 L I F E∴

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はじめまして、もっちーと申します。
こちらでは主に電撃デイジーのネタバレ感想記事をあげております。

いつでもなににでも、全力で。

①の続き。


画面が切り替わり、つぎは緑川教授だけの映像に。

『…20××年●月…緑川秀雄です…
先ほどの動画は今から10年前 私の研究室で撮影されたものであり
アキラが“存在していた”ことを示す貴重な証拠であります


私はこの少年を アキラの行方を捜しております

アキラは現在 行方不明



というより“最初から存在していなかった”書類上はそう扱われています
“アキラ”という名前も本名ではない
出会った頃は“被験体M-M”と呼ばれていました』

あたしも、衝撃うけることがいっぱいすぎて大変でした←え


これから緑川教授がアキラとの出会い、そ

してアキラについていろいろと説明するんですが…

私、要約する能力がとても低いので←


…がんばります:)←



緑川教授は、あるプロジェクトの情報管理分野の専門家として

国内の専用研究室に招かれます。
アキラと緑川教授はそこで出会うことになるのです


アキラは、研究の中心的な実験サンプルとして扱われていました。

"実験サンプル"というくらいですから

なんとなく、人として扱われていない感じ。


緑川教授はその研究の実際を見学しながら説明を受けます。

それは、アキラの桁外れの演算能力のこと。


アキラの演算能力を様々な条件下で計測し既存の暗号解読がどこまで可能なのか
その能力の得手不得手 成長の可能性を検討する…


そしてその様子を見ていた緑川教授は絶句します

…その研究の様子に。


アキラはすぐ機嫌を損ね暴れて手がつけられず
スタッフと全く意思疎通が取れていない



制御するのに用いるのは電気ショック 鎮静剤の投与…
およそ彼を人間扱いしたものではない


ちなみに彼の出自も不明 親に売られたとか 他の実験で生まれたとか…
…ともあれ この小さな少年に最低限の社会的教育も施さず
彼が暴れれば実験中断…

これで成果が出るわけがない

彼の扱いには他の研究者も疑問を持っていたようだが
状況を改善することもできずぐだぐだここまできたらしい
まぁ彼らを責めるつもりなどない

これよりひどい研究はいくらでもある
ただ私は――――


研究室で横たわっているアキラ。
その目には涙がありました。


それを見た教授は、アキラをじっと見つめます



『なぜあんなにも激しく心を揺さぶられたのか…

娘夫婦と孫を事故で失い…孫が生きていれば
このくらいの歳だと思ったからなのか
それともたまたまアキラと私の波長が合っただけなのか


ともあれその時が初めてでした』


緑川教授はアキラの頭をそっと撫で、アキラの手をしっかり握りました。


それから緑川教授はアキラに、

人としてのものの善し悪しを、一から教えていきます


そしてアキラは、だんだんと”人らしく”なっていくのです『研究スタッフもいつしか彼を“アキラ”と呼ぶなごやかな環境…
すべてがいい方向に向かっているようでした
アキラが私の生きがいのようになっていました』

と、緑川教授は言います。



緑川教授が一週間、出張にでかけることになります。


するとアキラは…
「じいちゃんいない? アキラひとりぼっちり!?」


ぼっちりって…


あかん、かわいすぎるよアキラ!!!!////


そんな(かわいいかわいい)アキラを見て緑川教授は、

「…帰ってきたらすぐアキラの誕生日だな」といいます。

やくそく覚えてる?と聞くアキラに


もちろんだ、楽しみにしていなさい、と

緑川教授はアキラの頭を撫でました。

「…うん じいちゃん だいすき!」

『研究が終わればアキラは解放され受け入れる家族を必要とするだろう
その時はぜひ…彼の成長をずっと見守る
そんな幸せな未来を思い描いていました

だがそんな未来など存在しなかった』


出張から帰ってきた緑川教授が見たものは

なにもない研究室。


そこにはもちろん――アキラの姿もありません。


怒鳴る緑川教授をなだめるように研究スタッフは、
教授がいない間に研究は中止となったこと
チームが解散したこと、


アキラの能力が想定を遥かに超えもはや危険レベルであることや
アキラの存在が凶悪な組織のターゲットになっていること、
以下の理由から研究に関する痕跡・記録全てを抹消せよと指示があったこと


などを伝えます。

これ以上踏み込まないようにしないと教授の近しい方にも危険が及ぶと
最後にスタッフは教授に言いました。



アキラが消息をたって2年、
緑川教授はJACKの検証や新しい研究などの仕事に没頭しているフリを
しながらアキラを探し続けていました。


アキラが死んでしまった、なんて

ぜんぜん信じてなかったんですね。


しかし調査は思うように進みません。
ちょうど同じころ、奏一朗と照の両親が事故で亡くなり苦労していた奏一朗。
そんな奏一朗までは巻き込みたくないと思っていました。


そしてある日…

黒崎の父 孝弘さんから電話がきます。


この日が、運命の日って言ってもいい。



『教授! アキラくんは生きてました』

「な…なんだって? 黒崎くん…どうして…」

『知ってましたよ ずっと独りで捜してたでしょ
俺は俺で動いてたんすよ なんか力になれないかなと…

つっても今回はJACKがらみでスパイ疑惑の政治家探って偶然ね…
アキラくんの『H』の隠れ蓑の福祉団体の施設に…
…って詳しくは今度話しますね 今ちょっとヤバくて』


「…! どうした! この…この馬鹿もんが!」

『はは…ごめんなさい 怒られると思った
でも俺もね 息子を持つ父親ですから
教授の気持ちわかりますから どうかアキラくんのこと諦めないで―――』


しかしこの後、

孝弘さんは何者かによって殺されてしますのです――


孝弘さんの死の翌日。
緑川教授のもとへアントラが訪ねてきます。

そこでアントラは、

孝弘さんの死が『自らのスパイ行為が露見したことを苦にした自殺』
によるものである

―そして緑川教授が、彼のスパイ行為を密告したことにしてほしいというのです


緑川教授は机を叩きながら立ち上がり


「…寝言を言うな! ぬけぬけと…!
黒崎がスパイ? その逆だ!
最後まで公のために戦った男だぞ!!
金を積めば私が友人を売るとでも――――」と言います。


この発言から、緑川教授が

どれだけ孝弘さんを信頼していたかどうかが分かりますよね…



“ある有力者の使い”だと言うアントラが
取引を緑川教授に持ちかけます

アントラはスッと1枚のディスクを見せました。

「あなたが金で動くとは思いません
…がこれならいかがでしょう

“アキラ”という少年に関する重要な情報です」

動揺する緑川教授

「とある国の情報機関による残酷な計画の情報。



その計画のコードネームは『The Will Of M-M』


この国の言葉なら『Mの遺言』とでも呼びましょうか
その計画の目的は―――――――――――――です」


「……その計画は…止められるのか…?」と聞く緑川教授に
「さぁ それはあなた次第ではありませんか?」とアントラ

「実はこの情報は暗号化されています
しかも計画の本丸へ導くヒントでしかない



ここから全貌を把握し計画を止める手筈を…というのは至難の業でしょうが
それでもあなたが本当にアキラを大切に思うなら
このわずかな情報が命綱では?

死んだ仲間の名誉を踏みにじっても守りたいものがあるなら―――――」



―――私はその情報を受け取りました
自分のために命を落とした友人を裏切って…
…黒崎孝弘氏…その息子の祐くん 彼らには死んでも詫びきれない
許される罪ではないと承知しています』


衝撃を受ける黒崎たち。


映像を見る黒崎さんは、依然としていけめん((ry

…切なそうな表情。


理子さんが一度映像を止め、「…ちょ…ちょっと待って どういうこと?
“Mの遺言”て…緑川教授の遺言のことじゃない…の?
遺言ってホラ 例えばこのビデオみたいな…」



と、疑問を投げかけます


ええ、わたしもそう思います!!←



マスターも

「…だよな 俺もそうだと…それか何か遺品的なえぇモノとかな…」

と、動揺している様子。


「“Mの遺言”…その対象は「わ…私たち“鍵”を解読して…何を目指そうとしてたのかな
教授が受け取った情報って………計画って――――」

「…そうだな どうやら俺たちは思い違いをしてた
重大な過ちを犯すところだったのかもしれない」


また流れ始める映像。

それは、Mの遺言の真相でした。



「被験体M-M…“Mad-Machine(マッドマシーン)”…
かつてのアキラの呼び名です

ただ実験用の“いかれた機械”として存在していた
想定外の能力のため処分される予定だった

しかし事故に紛れて身柄を奪われ
その能力を犯罪組織に利用されている

そんな彼を…世界に仇なすこわれた機械を
今度こそ確実に始末するための計画
“Mの遺言”とはアキラをおびき出し殺すための罠なのです」



おわり