現場監督とはまさに指揮者である。
表現者でありまとめ役でもある。
作曲者の意図を理解し、楽譜に書き加えていき、演奏者の力を引き出す。
指揮者に似て、チームの力を発揮するのが現場監督の仕事である。
株式会社NENGOの金濱です。
卒業式も2日後に迫り、ほどなく働く建築会社でインターンをしています。
今日は現場監督の上司に付いて、施工中のリノベーション現場に行きました。
どのように職人さんや設計士さんとやり取りしているのか、
そのコツを盗もうと思って臨みました。
実は先の9月にも別件を見に行ったことがあって、
その時不思議に思っていたことがありました。
現場監督を中心にして設計士や大工や庭師が集まって、
庭のライトの位置を相談しているのです。
図面があるはずなのに、なんで現場で位置を調整しているんだろう?
と、失礼ながら、疑問に思っていました。
リノベーションは新築の物件とは違って、間取り(躯体)や配管がFIXしています。
最初の設計の段階ではわからない天井や窓の裏とか、
窓の高さとか、基礎があったとか、そういった現場の実情があり、
それこそリノベーションの肝のようです。
こうした制約の中に、お施主さんのご要望をピッタリパズルではめていく工夫が、リノベ現場監督の腕の見せ所です。
そして、職人さんや設計士さんとのやり取りのコツは、実務的にいえば、
現場監督の材料や建築の基準、職人さんの技術に関する「知識」を、
「経験」に基づいてどう活用するか取り決めて、なおかつ
それが現場の隅々まで行き届き、職人さんが力を発揮できる「気遣い」を
持ち合わせるというものでした。
「現場監督って指揮者みたいなもの、って例えてるんだよね」と
上司は話していました。監督自身は施工をしないからこそ、チームがいい仕事をして、力を発揮できるように、
設計士さんには提案を積極的にするし、職人さんには施工内容だけではなくて、コンセプトまで伝える。現場監督は段取りに徹する、と。
住宅のリノベーションは、その暮らしを価値あるものにしたいと依頼してくださる持ち主が必ずいます。現場監督は、お施主さんの気持ちを施工に表す創造力が求められる仕事です。
実務的なコツの源泉には、その心配りの力がありました。
その心配りを大切に、仕事をしていきたいです。