藤本鍼灸整骨院|池田市菅原町 城南 満寿美町
「座っていて立つ時に、膝の内側にピキっと痛みが走るんだけど、このまま悪くなるとヤバいんちゃう?」
「掃除機をかけていると、方向転換する時に膝の裏側が痛いなあ。」
「この職場のらせん階段、昇り降りのたびに膝に違和感が出るなあ。このまま放っておくとどうなるんやろ。」
「しゃがむ時、痛い方の膝が曲げれないから、痛くない方の脚に頼りまくってしゃがんでしまう。でも、こんなことばっかりしてたら大丈夫な方の膝もおかしくなるんちゃうの?」
こういう状態の方は、今後数年のうちに変形性膝関節症になっていく可能性が高いです。
この言葉、耳にされた方がいらっしゃるかと思います。
学生時代にスポーツをやっているときに傷めてしまったことがあると、それが引き金になってジワジワと変形のレールに乗ってしまうことがあります。
また、変形性膝関節症は日本人女子に多いのですが、日本の学校は女子にスカートを強要するような流れがありまして、真冬でも生脚をさらけ出してスカートを履かなければならないような状況があります。
こんなことをしていたがために、中年になってからこの時のダメージが膝にやってくることがあるんです。
だから女性に多いんですね。
いずれにせよ、まず最初に膝に違和感なり痛みが発生し、それをかばいながら生活を続けているうちに、だんだんと変形が進んでしまい、最終的に変形性膝関節症になるという図式です。
「変形と痛みは無関係である」という論文が出始めています。
かなり変形しているのに全く痛くない人もいれば、変形していないのにめちゃめちゃ痛い人もいます。
形と痛みは無関係と言えそうです。
では、何が問題なのでしょうか?
膝が痛くて整形外科を受診するとなんと言われますか?
✔軟骨がすり減っていますね
✔骨が少し変形しています
あるいは
✔骨には異常ありませんね
いずれにせよ、膝の痛みに関して今の医学界では膝関節の内部ばかりに着目しているようです。
しかし実は最近、関節の外部にもかなり目を向けるようになってきています。
関節の外部というと、靭帯や関節を包む袋のような存在である関節包(かんせつほう)などがありますが、前からこのあたりには医学界ももちろん目をつけていましたし、場合によっては靭帯再建術なども行われてきました。
しかし、これらの組織と皮膚の間にある筋膜や結合組織は、痛みとの関連性において長年見逃されてきています。
この筋膜や結合組織をfasciaと言います。
日本語表記するとファスシアとかファッシアになると思いますが、まだ日本では一般的ではない概念です。
来年くらいにはもう一般的になっていると思いますけどね。
当院ではこのfasciaに直接アプローチしていく治療法を取っています。
fasciaや筋膜に直接アプローチして治療していく方法を、最近では筋膜リリース療法と言ったりします。
fasciaは筋膜よりももっと広い範囲に対する言葉でして、fasciaの中に筋膜が含まれています。
当院ではfasciaリリース療法を行いますが、膝の痛みがきれいに消えてなくなる事がほとんどなので、多くの痛みはfasciaが原因であると言えそうです。
こういう風に、治療していきながら原因が分かることを「治療的診断」と言います。
帰納法や演繹法の応用です。
もちろん、治療の前に検査をして、どのfasciaに問題がありそうか?というのは把握しておきます。
そして、これらが悪そうだという予測の元に治療を進めていき、段々と原因が明らかになっていくといった感じです。
関節の痛み治療って、簡単そうで意外と難しいんですよ。
整骨院に行けば治る
整形外科に行けば治る
そういう場合もありますが、なかなか治らない場合もあります。
なかなか治らない場合には当院を受診して頂ければと思います。
ちょっと難しい症例はお任せ下さい。
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