セラピストＳです。
陽の光がキラキラと輝きを増して、
春の陽気と冬の残り風が入りまじる日が続いておりますね。
「今年はいつも以上に光がキラキラして見える気がする」
と思っていたところ、常連のお客様も同じように感じておいででした。
「ＰＭなんたらとか、黄砂とか花粉とか多く舞っているのが逆に光って感じるのかも」なんて、怖い予測をしてくださったＭ様。
陽だまりの中、のんびりと散歩ができなくなってしまう環境に将来なるのでは・・・それは避けなければなりません！
身体の外を取り巻く環境も、食べ物も、身体には本来必要とない有害なものが含まれ低ﾙことが多く、個人の努力のみでは避けがたい今日だからこそ、自分自身の力でもって体内に取り込まれた毒素・代謝の結果発生した毒素を外へ出せるようにしていくことが大事だなと、改めて感じます。
毒素排泄は身体の毒と闘う力をつけていくもの。
定期的に受けてくださっている方こそ、おそらくその力をご実感くださっているのではないでしょうか。
春は毒出しの季節です。
体内に溜めておいたエネルギーが外へ向かって開かれていくとき。
吹き出物が出やすくなったり、肌荒れしたり、アレルギー性鼻炎が始まったりする方も多いのが春。
冬の間の無理がたたって、身体の節々が痛んだりとか。
それらはつまり毒出しの証拠。
また、体内で様々な代謝反応の結果発生した毒素は、皮下の脂肪組織に溜りやすく、
汗腺などから外へ出そうとして、湿疹となって表れてくるようです。
身体の機能はすべて一つ一つの細胞が担っています。
だからこそ、細胞を元気にすることが根本からの体質改善への道！
細胞へ栄養を届け・老廃物を回収してくれるのは毛細血管を通して行われますが、すべての毛細血管が細胞と直接接しているわけはないですね。
毛細血管から遠い細胞はその回りを埋めるヒアルロン酸やコラーゲンなどで良く知られる細胞外基質を通して『重要物質の受け渡し』を行っています。
毛細血管からしみ出してヒアルロン酸などの“海”を渡って細胞へ、逆に、細胞からしみ出した老廃物もその海を通して毛細血管という川へ流れていきます。
ヒアルロン酸は血管と同様の役割があるわけです。
その海が干からびてしまったらどうなるか？
想像に難くないはず。
その回りの細胞へは栄養が届かず、砂漠化が始まります。
地割れは皮膚ではシワとして認識できますし、ガンガンに固くなって皮膚は角化していきます。
冬にはそんな「かかと」に出会う方も珍しくないかもしれませんね。
今やヒアルロン酸やコラーゲンといえば、
シワやたるみにならないための常識のようになっておりますが、
「細胞の毒素排泄」という側面からも、とてもとても大事なものなのだと是非心にとめておいてくださいませ。
ヒアルロン酸注入など外科的処置は怖かったりしますし、やはり危険もあるかもしれません。
それよりも、毎日のケアで、定期的なケアで、自分自身の中のヒアルロン酸を生み出す力を育てるほうが「節約」にもなりますし、ずっとずっと長続きで、安心です。
サロンでオススメしているヒストマー化粧品の優れたところの１つは、
まさに、ヒアルロン酸を生み出す力をつけること。
具体的には、ヒアルロン酸などを生み出している器官である繊維芽細胞を植物の生命力（幹細胞）で元気にしていくよう働きます。
お気づきかとは思いますが、ヒアルロン酸などは血管と同様に栄養や水分を細胞へ届けているわけで、質のよい栄養を食事などから摂取することも、非常に重要です！
不摂生はせっかくのヒアルロン酸の真価も台無しに。
いつもより吹き出物が多い、肌荒れがひどい。
そんな時は春の毒出しが上手くいっていると思う一方、
冬の間に身体に負担をかけすぎていなかったか、不養生ではなかったか振り返りつつ、
身体がバランスを取り戻そうとする手助けをして差し上げてくださいませ。
路地の花のほのかな香りが鼻孔をつき、
あったかーい陽の光を浴びながら、
日に日に黄緑色が増える今日この頃は散歩がとても気持ちが良いもの。
しかーし、空中を漂う有害物質や見えない紫外線と無意識に笑顔で闘わねばなりません。
肌のＵＶケアは肌力をつける（ヒアルロン酸を守る）ためにもお忘れなきように。