人は出世すると自分とは違うタイプの人たちと自分が得意ではない分野の交渉をしなければならなくなります。 

人に負けたくなくて必死に努力して業績を上げて管理職になった人は、自分が打ち負かした人たちにどうやって業績を上げるのか、分かりやすく指導しなければなりません。

人と話すのが苦手でコンピューターの技術者として出世した人は、特許に関するヨーロッパの国際会議で英語で発言する羽目になりました。

両者共に自分とは全く違う人とのコミュニケーションを学び、異なる体験を経てきた人にも伝わる言葉を身に付け直す必要があります。

話し方のレッスンは、自分を客観的に見る視点を獲得して、新しい大きな自分を見つけるための最適なプログラムです。
私の話し方のレッスンの重要な内容の一つは、自分の置かれた心理環境をいち早く見抜き、自分を傷つけようと待ち構える人たちの前に無防備で自分の心を晒すようなことが決して起こらないようにすることです。

コミュニケーションと話し方の法則を学ぶと、自分が厳しい環境に置かれた時に、自分の尊厳と価値を守ることができるようになります。

相手の心を知り、自分の心の構造と動きを知ることで一歩先んじて心が傷つくことをふせげます。

自分を守る技術と知識と強さがあるから人の前に自信を持って立つことができるのです。
話が上手くなると人前に立つことを楽しみにするようになります。
パーティーや会合で積極的に人と交わり情報交換出来るようになります。

面白い話ができる、という自信はあなたの全身にみなぎり、あなたはとても魅力的になります。

いろんな役職を引き受け、社会に貢献する姿は多くの人に感動を与えてあなたの評価は高まる一方です。

すべては話し方のレッスンから始まります。
私の話し方レッスンでは、役割としての自分を演じてから役割を通り抜け、役割に守られた紋切り型の向こうにある自分を見つけて表現します。

他のどこにもない、今ここでしか出会えないあなた自身を語って頂きます。

慣れればそんなに難しい事ではありません。
話してみれば「うん、確かにこれが本当の自分だな」という感じがします。

かつて当たり前だった自由な自分を取り戻す感覚がするかもしれません。

もう、何かに適応するために、自分を抑えて別の自分になる時代は過ぎました。

自分の感覚を思い切り開いて、感じたこと、感動したことをたくさんの人と分かち合い、幸せな時間を共有する時代です。
人前に出て話すことを嫌がる方も多いですが、人前に立つということは、それだけで「あなたは重要で必要な人間です」と皆に認めてもらっていることですから、誇りを持って喜んで立ったらいいと思います。

人前に立ったら、知り合いを見つけて挨拶したりお礼を言ったりしてれば3分くらいはすぐ過ぎます。
残りの2分を何とかすればいいんです。

何も話すことが無ければ、最近あった嬉しい出来事の話をしましょう。そしてその嬉しさを細かく丹念に今起きていることのように生き生きと話します。

そして「やはり生きる喜びは大切です。皆さんも喜びを大切にお過ごし下さい」などとまとめれば十分面白いスピーチになります。
要は自分の感じたことを思い切り表現してお客さんと分かち合うことです。