そろそろ70才になる母親は苦労が多い。

といっても私が幼いころからそうというわけではない。

発端は20年ぐらい前に父親が独立して魚の卸売業を始めると言い出した時からになる。

それまでは雇われとして同業で働いていた父だか、そこの社長が廃業するとのことでそれを引き継ぐ形で始めることになる。

母はこれには反対していた。父が甘く見積っていることを見抜いていたから。だが、父は言う事など一切聞かず、退職金としたもらった300万と自分の両親から支援してもらった500万で開業したようだ。

自分はちょうど関東で就職が決まったころで、まったくこの頃の状況はわかってなかった。


反対はしていたものの母はしかたなくパートを辞めて、父の仕事を手伝いはじめた模様。

だんだんと雲行きは怪しくなってきます。父は大きなお金があると思ってしまい、毎晩飲み明かして帰ってくるようになったようです。当然、そのお金は会社のお金であり運転資金。母は父に再々注意しますが、なしのつぶて。

まぁそれから色々あったのですが、5年ぐらいで離婚にいたりました。

それで終わればいいのですが、母は連帯保証人になってます。一時期私もなってましたが、それは私が結婚するときに母が父を説得して連帯保証人から外してくれてました(マジ感謝)。それなかったら1000万ぐらいの債務に追われてた。

話それましたが、母がいなくなった父は一人で仕事続けますが酒は止めませんでした。案の定飲酒運転でつかまり免許取り上げ。あれよあれよと仕事は回らず、借金返済も滞ってしまいます。そうなると母に飛び火します。

また、ここから親戚含めて一悶着ありますが、結論、母は自己破産してなんとかなりました。

それが10年ぐらい前ですかね。最近は落ち着いてきてたと思ったのですが、こんどは実の兄が問題抱えてるみたいで、そっちはよくわからんのですが、もう縁切りしにいくそうです。

母にはなんとか穏やかに暮らしてもらいたいものです。