​昨日、県庁の「就職氷河期世代対象」の採用試験を受けてきた。


種目は筆記の「職務基礎能力試験」である。


​当初は「勉強ゼロで受けて受かったら儲けもの」くらいの省エネスタンスを決め込む予定だったが、そこは根が真面目な私である。直前になって「まあ、少しはやっておくか」とペンを握り、自分なりに重点領域を絞って対策を叩き込んで挑んだのだ。


​そして、試験問題を開いた瞬間——。


「……ん? 重点的にやったところ、1ミリも出なくない?」


​🎯 ヤマが外れるという、完璧なフラグ回収


​見事なまでの撃沈である。


​「ここが出そうだ」と狙いを定めて時間を割いたセクションは綺麗にスルーされ、ノーマークだった領域が涼しい顔をしてずらりと並んでいた。


​なぜだ。私の緻密なデータ分析(直感)は一体どこで狂ったのか。


試験会場の静寂の中、カリカリと鉛筆を走らせる他の受験生たちの音を聞きながら、私は心の中で静かに白旗を掲げた。


​「うん、ダメだったわコレ」


​🛡️ ダメージゼロの「防空壕メンタル」


​普通なら、ここで「あんなに勉強したのに……」と絶望の淵に沈むところである。


しかし、私には絶望する理由が1ミリもない。


​なぜなら、私には世間の当たり前を捨て去って構築した「無敵の楽園」があるからだ。



  • ​田舎の車社会で車を1年排除するという決断力。

  • ​美容院を捨て、夫婦でバリカンとスキバサミのセルフカットを楽しむ柔軟性。

  • ​手取り14万になろうが、派遣先で理不尽な重責を押し付けられようが、毎月しっかり黒字を残す生活防衛力


​公務員試験に受かるかどうかは、私の人生において「受かったらラッキー」というボーナスステージに過ぎない。本丸の生活基盤がガチガチに防衛されているため、試験の不合格通知程度では我が家の平穏な日常に擦り傷ひとつつけられないのだ。


​🌾 また来年、ボチボチやりますか


​帰り道、美味しくご飯を食べながら妻に「ヤマが外れて全滅したわ!」と報告し、二人で笑い飛ばした。


​酒もタバコもやらず、バリカンでサッパリした頭で、温かい夕飯を食べる。


この幸せが手元にある限り、私の人生はいつでも大勝利である。


​「まあ、また来年がんばるよ」


​今回の敗因をゆるく分析しつつ、来年もまた「散歩がてら受験する」くらいの軽やかなスタンスで挑戦しようと思う。