j
仕事する
忙しくキーボードを叩く
写真を撮る
文章を書く
そんな忙しさのはざまにも
キミを想う
隣に
家の中に
キミがいないことを
ふと寂しく思う
そんなことは
ありえないのに
今まで一度も
そんなことは
なかったのに
テラスに出ても
庭を見渡しても
舞い踊る木の葉の行方にも
空を行く鳥たちを見上げても
瞳がキミを探す
そこにキミが居たことなど
一度もないのに
また
気を取り直して
仕事する
文字を打ち込む
変換キーを押す
キミを想う
いつか
この仕事が終わるとき
いつか
この命が尽きるとき
その一瞬の手前に
わずかな時間でも
隣に
キミが居てくれたらいいのにと思う
ありえない夢を描く
それは
僅かに許される自由
夢見ることだけ
ボクに許された
ただひとつの自由