Fsの話です。

これから先発投手は中4日で回すそうです。

あちこちで批判の声があがってますね。

そう言った批判の声は多いのですが、何故かヤフコメではその発言にダメ出しが圧倒的に多いです。

この現象はとっても不思議ですよ。

そんな話は置いといて、ちょっと話を整理してみたいと思います。

 

 

 中4日構想は思いつき?

前回の上沢が中4日で登板し、5回を投げて降板しました。球数は80ちょっとで無失点。

結果として上沢に勝ちはつかなかったものの、チームはサヨナラで勝利でした。

一応、勝利と言う形で結果を残した訳ですね。

そこでBigBossのキャンプからの発言を幾つか切り出すと、実はこの中4日は思いつきで急に始めたのではなく、前から構想を持っていた可能性がかなり高い事がわかってきました。

 

 

 キャンプからの発言

投手起用についてのBigBossの発言をちょっと切り出してみます。

・選手は横一線

・先発候補(開幕候補)は8人程度いる

・中継ぎは2回程度投げて、そして休養を与えるのはどう?

・先発投手が100球程度で完投するのは理想

などなど、これだけ見ると普通やんって思うかもしれませんが、これが中4日または、中5日を前提とした発言だとすればどうでしょう?

先発候補の投手を2つのグループにわける。

Aグループは先発

Bグループはロングリリーフ

これまでの考えと違うのは、必ずBグループの投手は中2日程度で登板するって事です。

AとBは調子などをみて1ヶ月とか3ヶ月とかで入替えも有、勿論、故障した場合も入替えやファームから補充する。

こんな構想があったんじゃないかなと考えます。

 

 

 何故決断が今だったのか?

これは意外と答えは簡単で、勝てなかったから。

15試合程度消化しましたが、先発投手が100球程度でへばって後半に失点したり、長い回を投げるために体力温存して早い回に失点する試合ばかり。

エース上沢に至っても、100球以上投げると失点が多くなったり、後は結果として100球では投げても6回、7回って事がわかったって事ですね。

だったら、より勝つ可能性を高くするのであれば、先発投手に5回までを責任として投げてもらうって事でしょう。

でも、それだと中継ぎに負担はかかるし、先発はとっても楽になるけど、結果、ブルペン疲労して逆転負けでは不満もたまる。

であれば、先発には中4日で投げてもらって、Bグループの先発候補は中2日程度で2回を責任持って投げてもらい、8回、9回をセットアッパー、クローザーで勝ちますって事なんでしょう。

勿論、負け試合もあるから、8回、9回に勝ちパターンの投手以外も投げないといけないから、その投手は準備しないといけないので、限られたベンチ入りメンバーでは、Bグループの存在がないと実現しないって事です。

 

 

 本当に機能するのか?

理論的にはこれは良いと思います。

勝つ可能性は高くもなるでしょう。

絶対的に先発が3人いればこんな事はしなくても良いと思いますが、残念ながらFsにはまだ期待の選手しかいないので、この起用もありでしょう。

それを示すためにも、あえて上沢にその役割をさせ、さも前向きでこれはチャレンジと言わせた事の意図も理解できた自分がいます。

上沢、伊藤、加藤、河野、立野、根本、吉田、金子、ガント、ポンセ、ロドリゲスあたりをA、Bグループに配置するのかな?と思ってます。

 

 

 不安

当たり前ですけど、本当にこれで勝てるのか?って疑問はあるでしょう。

先発投手に勝ちがつくからとも言ってますが、5回までにリードしてその後、必ず抑えないと先発に勝ちはつきません。

過去の試合をみても、7回までリードしてると勝つ可能性は高くなりますが、5回では半々まで下がります。

先発投手のモチベーションが勝ち星以外であるのか?ってのが気になります。

もう1つ、これが一番の不安ですが、怪我ですよね。

ダルビッシュがよく言ってますが、球数が80球だろうが、100球だろうが、120球だろうが、疲労は変わらない。

登板日だけを考えたら、球数が少ない方が疲労感は低いけど、1日たてば変わらないと言ってます。(そのようなニュアンスって意味)

つまり、故障を考慮するなら、登板間隔は空いた方が確実に良い結果がでると言ってます。

(良いピッチングができるかどうかは別で、故障だけを考えればって意味です)

しかも、この疲労ってのは1年でリセットされる訳ではなく、蓄積されていくので、その影響は年数が経てば経つほど故障しやすくなるって事です。

 

まあ、そんな感じなので、投手のモチベーションと故障リスクをどのように回避していくのか、その施策はあるのかってとこが焦点になりそうだし、もはや完全に独自路線をいくので、Fsとトレードって話はなかなかなくなるような気がするし、入団したいって選手も色々考える事が多くなりそうです。

12球団ではなく、11球団+1球団みたいな感じになりますからね。

少なくともFAでFsに行きたいって選手はでてこないような気がする 笑

だって、選手って個人記録も大事でしょ。

あともう少しで2000本とか、宮西みたいに色んな記録を達成できるような選手って、記録達成が困難になりそうだよね。

他球団に行けば普通に起用されて、達成間近のはずが、何年もかかるとか、達成できずとか、記録途切れるとか簡単におきそうだから。

お金だけと割り切れる選手は良いですけど、Fsじゃ年俸あがっても放り出されるしね 苦笑

 

と言う事で、選手のモチベーションさえ維持できて、故障リスクを回避できる新たな取組みがあれば、勝つ可能性は高くなるはずです。

 

 

 最後に一言

バーチャルの世界でゲームをプレイをしてる訳ではない。

生身の人間には感情と言う、各個人がそれぞれに思いがあって生きている。

心技体とよく言うが、少なくとも心と体が健康でなければ、技は身につかない事は頭に入れて欲しいと思う。

色んな事を試すのは良いと思うが、全員がそれを理解して納得して、初めて試すものである。

(個人競技なら別)

少なくとも、今までと違う事をするのであれば、トライアウトなど軽率な言葉を使わず、しっかり補償もしてやらないといけないのでは?

他人に試されて人生終わったら浮かばれないよね。

って思います。