コロナの新規感染者数が高止まりしている原因に検査不足があると言われてます。

そして検査が不足しているのは行政の怠慢だとか批判している記事を数多くみます。

自分、この記事をみて、「うーん、いつの時代の話をしてるんだろう?」って疑問に思うんですよね。

 

新型コロナが発見された時は、その症状や致死率もはっきりわからず、日本でも感染症第2類相当として、このウィルスのまん延を防がないと多くの国民が死に至る可能性があると分類されました。

その時の検査に用いられたのがPCR検査です。

とにかく陽性者または陽性の可能性のある人を無症状でも隔離しろとなりました。

 

世界各国で検査が流行って、いつの日にか陽性率は6%程度が望ましいと、何の根拠があって言ってるのかわからない数字が一人歩きしてしまいました。

(実際は陽性率が高いと死亡する人が多くなり、6%程度だと少ないと言う数字を根拠にしているのだけど・・・)

 

で、この40%の数字ですが、高いと思いますか?

自分は適正とは言わないけど、症状があったり、濃厚接触者と思われる人、周囲に陽性者がいて自分も検査したいって人が検査すれば、この程度の数字にはなると思うのです。

そもそも検査って健康診断を除くと、何か症状がある人の原因を突き止めるために行うもので、何も問題がない人は検査する理由がありません。

つまり、たぶんこの病気の可能性があるから検査しましょうってなったら、それなりの確率でその病気に疾患してる可能性はあるのだから、今の40%って適正に近いと自分は思ってます。

 

上に書いた陽性率6%の根拠の話ですが、少し真面目に考えてみてください。

何も症状がない人が検査している、とりあえず風邪と同じような症状があれば検査する、入院する予定のある人は検査する、施設入居する人も検査する、などなど、全く関係のない人達までとりあえずPCR検査しているし、もっと言えば無料だから毎週検査だけはしておこうと思ってる人もいるはずです。

アメリカなどでは州によって違いますけど、誰でも毎週1回無料で検査できる所もあります。

そんなどうでも良い人達が検査してれば、そりゃあ10%未満になるのは当然ですよね。

 

PCR検査はそれなりに検査結果は正しいと思ってます。

しかし、ウィルスなんて人を選んで体内に入りこんでいる訳ではないので、同じ空間にいればウィルスを貰っている可能性は普通にありますよね。

これは新型コロナに限らずです。

なので、無症状の人が検査する意味って何なの?ってなるんですけど、これが未知の病ならまあ納得ですけど、今のコロナはもう2年も続いて、ある程度わかってきてます。

少なくともインフルエンザ同様な症状、毒性しかもってないし、オミクロンに至ってはそれ以下なんですよね。

 

なので、

陽性率40%はある意味正常です。

症状がある人が検査をすれば良いのです。

無症状の人、周囲に陽性者がいない人は検査する必要はないのですよ。

まあ、日本の場合、陽性になると救援物資が届くので(しかも見方によってはかなり贅沢とも言える)、生活が苦しい人は陽性になりたいって人もいる可能性はありますが・・・

 

あまり陽性率40%が問題と騒がない方が良いかと思います。

PCRで検査してるのだから、それなりにウィルスは検出してしまいます。

一般的な人の免疫力や体力をもとに、この程度のウィルスだと陽性と判定してますけど、それもかなり下限値のはずなので、無症状者が多いのです。

何度も言いますが、陽性と発症は違います。

免疫力が高い人は発症しないで終わります。

これは新型コロナに限った事ではありません。

それをしっかり理解して、とりあえず検査しようと言う考えはもたない方が良いです。

症状がでた時、同居者が感染して発症してしまった時などに限って検査すれば良いと自分は思います。

それが普通だと思いませんか?

(インフルエンザであれば同居者が感染・発症しても、自分が何も症状がなければ検査しないでしょ。けど、PCRで検査したらたぶんインフル陽性ってでるよ。それが今の検査なんだよね)