東京オリンピック開催まで後2ヶ月を切りました。

基本、開催する方向ですが、世論は中止、延期の声や、やれないのではないかと言った声が大きいですね。

IOCの高飛車な態度がそれに輪をかけているって感じでしょうか。

 

まあ、IOCに限らずなんですけど、日本人と欧米人では物事の考え方と言うか、行動と言った方が正しいかな?に大きな違いがあるので、日本人にはなかなか理解できない部分もあると思います。

彼らはまず立場を考え、契約に基づいた発言をするだけです。

これを間違えると他民族国家では到底理解されないため、契約はこうなっていると、まずは現状の正義を振りかざすのが基本的な行動です。

日本もだいぶ同じような感じで物事を進めるようになったので、生粋の日本人?は、理解できないと思います。

日本人は契約が正義の1番ではなく、そうは言っても道徳的にはとか、立場を考えてここはこうしましょうとか、まずはそれを考えてしまいますからね。

欧米人がドライって訳ではなく、思考の順番って事です。

 

まあ、その話はおいといて、

オリンピックが開催できるかできないか?と問われれば、できるでしょうね。

今、政府の考えている事は、完全にオリンピック関係者と一般人を区別すること。

まあ、この考えが日本人に受入れられていない部分ですが。。。

 

その上で、オリンピック関係者で感染クラスターが発生することは、あまり想定していないと言うか、そうならないようにすると言う、精神論だけで戦っているような気がします。

IOCはその日本側の言い分を鵜呑みにしていると言うか、日本がそう言うのなら、それ以上口出しできないって事なんでしょう。

 

一般人に対しては、野球やJリーグなどのプロスポーツで、見かけ上、大きなクラスターは発生していないので、客を入れても大丈夫だろうって事だと思います。

これに対して批判が殺到してますが、前提がオリンピック関係者と完全に区別する訳だから、観客だけでみると日本国内のプロスポーツと変わらないでしょって事だと思います。

まあ、こうやって整理すると、何となく論理的でもありますが、前提であるオリンピック関係者との区別が理解されてないから、批判ばかりになってしまいますね。

これは、しっかりと説明しないからこんな事がおきます。

きちんとプレゼンテーションをすれば、理解者は増えると自分は思ってますが、現状、メディアだったり、訳のわからん評論家が適当に聞いた話を大きく膨らませて発信するから、それを聞いている一般人が理解をきちんとできない状況だと思います。

ほんと、みんな自分だけが内緒で聞いた話を自慢したいんだけのメディアになってしまったのがこの国の残念なところですね。

本誌だけの、当番組だけのスクープって言いたいだけなんでしょう。

猿山のボス争いですわ。

 

では、実際はどうなるかと言うと、たぶん、選手や近い関係者はそれなりに大人しく選手村で過ごすと思います。

多少は出かけたりお土産買ったりすると思いますが、節度ある行動で収まると思ってます。

しかし、選手から遠い関係者でかつVIP待遇ではない人や、マスメディアはザルになると思います。

VIP関係者はホテルなどを借り切って、自分達だけで楽しくやるでしょうから、感染リスクはかなり低いと思われます。

しかし、借り切るお金がない人達は、普通に外に出歩くでしょう。

それでも感染する確率は低いとは思いますが、1人でも感染してしまうと、そこから連鎖が始まると思うので、日本国内に撒き散らす可能性があります。

でも、それは、彼らがいなくても同じと言えば同じ。

今でも結構無茶な事をしても感染しない人は感染しません。

それは運良くその周りに感染者がいないから。

例えひっそりと自粛生活をしていても、外食でたまたま近くに感染者がいれば、感染する確率はかなり高くなります。

これが経路不明者と言われる人達ですね。(中にはキャバクラ、風俗、イベントに行っても、それを言わない人も半数以上はいるらしいですが)

 

なんだかんだ言って、選手に感染者はでるでしょう。

その時にIOCがきちんと発表するのか、その競技をどうするのかはわかりませんが、各国で開催されている世界大会をみると、そんな事例はほぼ皆無。

意外と何もなく終わってしまいそうな気もします。

 

ただオリンピック終了後の日本は大変な事になる可能性は否定できません。

政府はオリンピックと無関係と言うと思いますが、やはり、飲食店含め、外にでる機会は多くなるし、それこそ飲酒する人もたくさんいるでしょう。

パラリンピックだけ中止と言う可能性も0じゃないなと自分は思ってます。

パラはお盆休みを挟んでの開催なので、感染者が増加、パラは中止、または無観客になるのではと予想してます。

 

まあ、全ての人がアスリートのためになんて考えてないですからね。

アスリートだって、自分の生活があるからオリンピック憲章がどうのこうのとは思ってないでしょう。

ほとんどのアスリートは開催して欲しいとしか思ってないはずですから。

そしてメダルをとりたいしかない訳ですからね。

メダルとったらその後の人生もある程度は保障されるし、結局、みんな大人の事情でしか考えてないって事ですよ。

これが悪い事かと言えば、そうは言えないでしょ。

みんな生活するためにどうするかしか考えていませんからね。

 

じゃあ、今、休業要請されている業種はどうなるんだ!って話なんですけど、簡単ですよ。

飲食店で組合作って、国会議員を大量に当選させればいの一番に飲食店の事を考えて、もっとまともな政策を考えてくれますよ。

所詮、選挙にいかない、選挙に影響がない、自分の支持母体でない人達には、何もしてくれません。

 

派遣社員法が企業が使いやすいようになったのも、パソナのような利権でしか生きていけない企業があるのも、経団連が大量に国会議員を当選させているから。

医師会がコロナの患者をみなくても政府から何も言われないのも、国会議員を大量に当選させてるから。

たったそれだけの事。

 

オリンピックのスポンサーだって、経団連の息の掛かった企業ばかりでしょ。

やらない選択肢はテーブルにのってません。

東京都しか中止を言い出せないってのもそう言う事なんですね。

 

と言うことで、安全・安心のオリンピックかどうかはわかりませんが、政府の考えているロジックをきちんと整理すれば、まあ、やっても大丈夫かな(選手や関係者にとって)ってなると思います。

一般人は、オリンピック期間の各国のメディア関係者や、我々一般人の行動次第では、感染者激増となると思います。

でも、それは、政府からすれば、あんた達が騒いでいるからだと。

オリンピックを観に行ってもいいけど、真っ直ぐ帰らないお前らが悪いって事だと思いますよ。

 

これが嫌なら選挙に行きましょうね。

自民党と公明党を野党にしたからと言って、良くなる事はありません。

しかし、選挙で政権がひっくり返る事がないと、ずっとたった有権者の20%程度の支持だけでデカい顔をされるって事になりますから。

その20%の中の半分の10%の人達が、寄付で自分達の利権を政治で決めてくれる組織票だって事を忘れてはいけません。