日本全国で1日の感染者発見数が1500人を超えました。

緊急事態宣言下の倍以上の数字となってます。

 

感染者数が増えていますが、入院患者は4月の頃と比較して、それほど増えてなく、累積では無く現在陽性者と定義されている人も、緊急事態宣言下の時と比較してあまり変わってません。

一般的に人間の免疫力が冬よりも夏の方が高いのと、ウィルスの活動も夏は低下すると言われている事も要因の1つらしいです。

 

ただ、当時とは退院要件もかなり違っており、症状が治まっていれば、PCR検査しなくても10日程で退院できるのが大きいと思います。

 

そんな事もあって、感染者数はかなり多くなってますが、病院はそれに比例してひっ迫はしてなく、むしろ、まだ余裕がある状態らしいです。

 

そんな事よりも面白いと言うか、よくわからないのが、政府の感染症専門として分科会メンバーとなっている人と、そのメンバーではない感染症専門家の言い分がかなり相違があると言う点。

 

政府側(あえて政府側と言う)の専門家は、感染者はそんなに増えてはなく、重症者も少ない事から、緊張するような場面ではないと主張してます。

漸増(ぜんぞう)という、イメージがわかない言葉を使ってますが、簡単に言えば徐々に増えている段階らしいです。

それを踏まえ、3密状態を回避すれば、旅行も会食もジムもライブもイベントも何でも大丈夫ってスタンスです。

もっと言えば、「旅行では感染しない」、「お酒を飲むだけでは感染しない」と言う始末です。

そりゃあ、近くに感染者がいなければ感染はしないし、お酒に感染するものがある訳でもない(外部から混入は除いて)から、それはそうでしょうって思うよね。

こんなの屁理屈だって自分は思います。

 

一方で、政府側ではない専門家のほとんどの人は、このままだととんでもない事がおこる、このままでは誰でも感染する可能性があると警鐘をを鳴らしています。

個人がマスクをしたり消毒しているだけじゃ感染は完全に防げないって言ってるんですよね。

そりゃあそうです。

今は感染者をみてわからないので、どんなに頑張っても感染者が近くにいれば、一気に感染リスクは高まります。

 

自分は3密と言うより、人が多いところが一番リスクがあって、そこにできるだけ行かないようにしてますが、それでも感染者がたまたまいれば感染してしまうと思ってます。

どんなに個人で感染対策をしても。

 

ただ、今の感染状況を冷静にみれば、前のブログでも書きましたが、平均すれば1日単位でみると、1万人に1人程度しか東京都でも感染者いない状況です。(潜伏者含む)

なので、普通に暮らしていれば(この普通ってのが微妙で、外食しないとか娯楽は控えるって事になるんですけど)、確かに感染するリスクは低くて、そんなに気にする状況ではないのもわかります。

遊びに行くときだけ、場所や施設の状況を気にして行動すれば、かなりリスクは低減できるのですが、前にも書いた通り、それでも感染者近くにいれば、急激にリスクが高まる事になります。

 

と言うことで、政府はもう少し国民が感染しないような対策を示さないと、不安のある人は極端に行動を控え、あまり気にしない人は、周りに目に見えて感染者がいないので行動が派手になるなど、かなり差がでてしまいます。

3密を回避しろと言っても、具体的にどうすれば良いのか?

もっと他国の成功例を参考にして、金をばらまくのではなく、対策費にお金を使って欲しいです。

 

1日にどれだけの人が感染したら政府は行動や思考が変わるのだろうか?

それよりも、ヤバいからみんなに家にいてもらおうとか、急ブレーキをかけるのだけはやめてほしい。

 

このままではそうなりそうだし、そもそも、来年オリンピックを開催するのであれば、今の日本の対策状況では他国の人は日本にこないでしょう。

もっとアプリを充実させるとか、経済をそれなりに回すけど行動制限を加えるような状況でないと、世界の感染が終息に向かっていたとしても開催はできないと思います。

個人の行動判断に任せっぱなしでは、世界の人は納得しないですよ。