何かと批判されているGoToトラベルキャンペーンですが、まあ批判されるのは仕方がないとは思います。

ただ、制度の細かい所は置いといて、主旨は悪くはないと思ってます。

旅行、観光業は大ダメージくらってますから、そこを刺激するのは政策として理解できます。

ただ、前倒しで始めるとか、今のこの現状で旅行に行ったらどうなるのかとか、不安ばかりですよね。

 

ちょっと話を変えます。

新宿で劇場クラスターが発生しました。

この言葉を何も考えずにみると、何かとっても刺激的で興味をそそる言葉に感じるのは自分だけでしょうか?笑

ここの劇場のレイアウトをホームページで掲載されている情報だけでみると、小劇場と言ってもそこそこ広く、天井も高いので、自分が知ってる小劇場よりはかなり広くて快適な空間だと思います。

本当の?小劇場なんて、1.5人のスペースに2人が座ってるんじゃないのと思う程、隣との間隔が窮屈だし、前後も人が通るようなスペースなんて皆無です。

 

で、そもそも出演者やスタッフがキャリアとなって感染したと発表されました。

それなりに対策をとっていたし、今できる対策はやっていたと記憶しています。

換気が強化されていないとはいえ、天井も高いし最低限の換気はされているはずです。(そうでないと消防法違反や建築法違反になる)

そこで問題になるのが、観客は全員マスクをしていたこと、スタッフも接客するときは感染対策をしていたとの事。

そうなると、ステージで演じている役者さんが、マスクをせずに大声で話していて、それが原因で観客が観戦した事になります。

これは結構ショックな話です。

 

今まで飛沫感染と接触感染が主原因とされてきましたが、ここからわかる事は感染の主な原因は空気感染(エアロゾル感染)と言う事が言えると思います。

密閉と言うと大袈裟ですが、そのような空間では空気中での感染が頻繁におこっているとなります。

前にまだ何もわからなかった頃にこのウィルスは空気感染してるんじゃなかと自分は呟いた事がありますが、それから色々わかってきて、換気が感染対策には有効となり、その頃からエアロゾルが言われ始めてました。

空気感染とエアロゾル感染は厳密には違いますけど、人間からみた感染対策を考えると、どちらも空気感染と思って間違いはないと思います。

 

そうなると、マスクってほとんど意味がないです。

そもそもマスクは特定の医療用マスク以外、防御力はほぼ0です。

つまり、マスクをしているからウィルスの侵入を防げる事はほぼないのです。

自分の飛沫を飛ばさないためにマスクがある程度有効と言われているだけで、それも実はサージカルマスクでの話であり、通気性の良いマスクとか布マスクでは自分の飛沫の飛散させない効果もかなり低いのですが、この事は意図的なのかどうなのかわかりませんがあまり報道されていません。

何となくマスクをしていればOKみたいな雰囲気がありますが、実はそうではないと言う事をこの劇場が証明してしまいました。

 

ただ、一部報道では、終演後に出演者とお客さんがハグしたり握手したりしていたとの報道があり、そうなるとお互いマスクをしていても近い距離で話していた事にはなります。

しかし、今の厚生省の定義では、数分間マスクをして近距離で話していても濃厚接触とはならないとなってます。つまり感染するリスクは低いのですが、これも実際はわかりません。

 

で、話をGoToに戻します。

政府は旅行でクラスターは発生していないといいますが、過去にはバスの中で感染が拡大したり、クルーズ船で同様な事は世界各地でおきています。

これはツアー以外ではクラスターは発生していないという意味なのかも知れませんが、ツアー以外ならクラスターなんて発生しないでしょ。

感染経路不明としかならないし、そもそも国民が自粛しちゃって事例は少ないと思いますので。

つまり、旅行するなら、大声を出さない、大声を出している人に近づかない、大声を出しているようなイベント、場所にはいかないを徹底すれば感染することはないって事なんだと思います。

電車、バスなど移動手段に乗車中はみんなが黙っていれば感染しないよと。

さっき空気感染とエアロゾルは一緒と言いましたが、最大の違いはエアロゾルは飛沫を飛ばさなければ発生しないので、そこは空気感染と違うから、みんなが黙っていればエアロゾルで感染することもないって事なんでしょう。(リスクが低いが正しいか)

 

だから、みんな旅行に行きましょう!

そも代わり、少なくとも大声は出すな、とりあえずマスクで攻撃力は弱めろ、目的地に行ってもはしゃいで大声とかだすんじゃない、感染対策は自分でしっかりやれ、感染したらお前の責任だぞ!

以上、わかったら旅行に行ってもいいし、その代わり、旅行代の一部は国が負担してやるから、言うとおりに大人しく旅行してこい!

って事なんだと思います。

 

旅行に行って楽しく過ごす事よりも、とにかくお金を使ってくれ!

観光地を大人しくみて回って、人のいないところで、黙々と美味しいものを食べて、ホテルに着いたらさっさと寝ろ!

そしたら現地の人にお金も落ちるし、何よりもパソナが儲かるんだから、言うとおりにしろ!

何だろうな・・・

 

まあ、確かに上記の事をしっかりやれば、動き回っても感染リスクは低いと思います。

そんなに間違った事を政府は言ってないと思いますが、そんな事、全員が守れるわけがないから、感染は全国に広がる結果になりそうですけど。

 

実際、今でもイベント系では、大声出すなと言っても、特にスポーツ観戦では大声を出す人もかなりの確率でいます。

それどころか、MCが声を出すのを煽ったり、演者が煽ったりしているのも事実です。

もっと小さい小劇場なんて、ソーシャルディスタンスなんて関係ありません。

前と同じ座席配置だったりして、行ってみてビックリする事もあります。

ただ、その中に陽性者がいなければ感染する事はないのも事実なのです。

 

今回の劇場クラスターをみると、運悪くこの主催団体は感染者を出したに過ぎず、それは主催者、出演者、スタッフ、観客の中に陽性者がいたかいないかだけで運命がわかれるって事ですね。

どんなに感染対策しても、陽性者がいて、その人が飛沫を飛散させ、それが運悪くエアロゾルになって空気中に漂うと、マスクをしていたって、アルコールで自分の手指を消毒していたて、マスクを通して空気が身体の中に入り、感染してしまうって事がわかってしまった事件でした。

 

そして悲劇な事に、その舞台を観劇した人、全員が濃厚接触者となってしまった事です。

これも上記のエアロゾルが原因で、マスクは予防には一切効果がない事から、保健所は濃厚接触者としたと思います。

 

しかし、面倒くさいウィルスですな。

 

と言うことで、GoToで遠征したいのですが、どこでクラスターが発生するのかわからないし、もしかすると新幹線の中でおこるかもしれないし、たまたま行った居酒屋などで大声だしている人がいるかもしれないので、自分は遠征はしません。

長らく全大会観戦をしてましたが、これにて終了です。笑

コロナに負けたと言うか、まあそんな感じですね。

東京や関東はこれからも行くと思いますが、希望のチケットを取るのも大変だし、希望のチケットがとれたら行く事にします。

10周年まではと決めてましたが、ここで断念ですね。

もうちょっとだったので心残りはありますが、この現状で東京から地方都市に移動するのは、良い事ではないと思います。

自分は感染してませんけど、実は無症状の可能性も0ではないし。。。

 

本当に厄介なウィルスだなぁ・・・

 

ブログの題名と内容がちょっと違ってきちゃった 苦笑