最近、自分なりに考えてしまってる事があります。

 

当初、感染症対策には、ピークをズラして医療崩壊をおこさないような対策をするのが基本と専門家が言ってました。

自分はその時から、この意見には懐古的で、ただ、これといった主張できる材料もないので、そんなもんなのかなと思ってました。

 

その頃は、中国で爆発的な感染者がみつかっており、医療崩壊もおきていた状態。

日本では日本人の感染者が初めてみつかった時期だったかと思います。

1月の終わり頃だと思います。

 

なぜ疑問に思ったかと言うと、感染のピークをズラすと言う表現が、結局問題をはっきりさせない事になるよなあと思ったからです。

ただ、自分は専門家ではないのでよくわからんなあ程度にしか思ってませんでした。

 

前にも書いたけど、韓国は日本とは全く逆の対策をとりました。

とにかく検査をして感染者をあぶり出して、行政側としてはその結果をもとに、感染場所(クラスターと呼んでるもの)を特定できて、国民に強制的な対応を求めることができました。

国民は自分が白か黒かがはっきりするのと、感染場所が特定できているので、自分自身で予防がしっかりとできました。

 

結果、韓国は8000人以上の感染者を短期間で確認され、韓国は・・・みたいな事を言われましたが、原因がほぼほぼわかっていたので、打つ手打つ手が効果的に効き、日本よりも遅く感染者の増加が見られましたが、今では、新規感染者数は日本より遙かに少なくなり、どこで感染するのかという、国民の不安も少なくなり、収束に向かっていると宣言するのも間近な状況です。

(世界状況は無視しての話ですが)

 

日本はピークをズラす対策しかしてこなかったため、何となく感染者数は少なく見えて、何となく何でみんな自粛してんだろうと思い始め、いつになったら状況は変わるんだろう?になり、そうこうしてるうちに、専門家会議でどこで感染しているかわからない市中感染が広がっているような気がする、だからまだイベントは自粛してねと、もう、ヤバい状況ですよね。

 

で、今になってやっぱりわかりました。

自分の経験からも、問題ってのはじわじわ出てるうちは、もう少し様子をみておこうと凡人は思考します。

なので、鋭い感覚を持った人間がいない組織では、じわじわのうちは効果的な対策は打てず、そうこうしてるうちに問題が大きくなって、効果的な対策が初期の段階で打てないから、問題が問題を呼んでしまい、長期化したりさらに酷い状況に陥ることがほとんど。

 

だから、凡人しかいない集団であれば、問題を一気に噴出させた方が、原因をはっきりさせる事ができ、効果的な対策を打って、すぐに収束するんじゃないかなって。

 

自分は嫌韓とかでもないけど、韓国のやってる事で腑に落ちなければ批判はする。

同様に今回は、韓国のやった対策は、犠牲者が初期の段階で多くでてしまったかもしれないけど、ちょうきてきにみればもしかしたら日本より犠牲者は少なくなる可能性が非常に高い。

ここで言う犠牲者とは、直接的な患者の数ではなく、経済的に負ったダメージや、その業界で働いている人も含みます。

 

少なくとも韓国では(中国もだけど)、コロナに関する自粛に関しては、だいぶ緩和されるでしょうし、国民もそんな期待を抱いていると思うんですよね。

その気の持ちようが、経済に与える影響ってかなり大きいと思う。

 

一方、日本では、2月末にここ1~2週間が山場と言いながら、1ヶ月近くたった今、これからオーバーシュートが起こる可能性があるので、まだまだ自粛してくださいと言っている始末

つまり、2月末から3月始めに行った対策は、さほど効果がです、困ったことにさらに今後がどうなるかわからなくなってしまいました。

なので、皆さん、このわからない状態をもう少し続けるしかないですねって発表したのと一緒です。

 

あと、これから日本でも簡易検査ができるようになると思うので、その時に、間違いなく感染者数は増えると思います。

(ただ、その簡易検査の導入が遅れれば遅れるほど、そのような結果にはならない可能性がある。所謂、ウィルスの自然界でも生存状況が高温、高湿になることで、悪化するから)

その時のための発言ともとれますが。

(ほら、3/19に我々が言ってた通りになったでしょって言うアリバイ作り)

 

確かに日本はオリンピックが控えているため、非常に難しい立場ではありますが、早い段階で検査ができるようになっていれば、自分は医療崩壊もおきず、適切に医療が確保され、そして国民も冷静に行動ができていたと思います。

それを医療崩壊を恐れる余りに、ブレーキを踏んだ対策しかやってこなかったため、わかっている濃厚接触者のみの検査に終始した結果、感染経路のわからない感染者を見逃してしまい、結果的に、症状が軽い人、または発熱していても検査を受けられなかった人でも、自宅から出ないといけない人達によって、感染が広がってしまう事がおきてしまった、いや、おこさせてしまったのではないかと思います。

 

実は凡人の集まりでしかなかった専門家委員会(過去の経験からしか物事を判断できない、現状をしっかりと顧みない)の方針によって、日本は感染者を全くコントロールできず、経済にも大ダメージを与え、直接被害を受ける業種を廃業に追い込み、さらに間違いなく世界で一番長い期間、自粛を強要され不安な生活をおくる国になってしまいました。

 

全くもって9年前の原発事故の時と同じか、さらに悪い状況になってしまいました。

原発事故の時は、他国と比べられませんでしたが、今回は他国と比べて対応が評価できます。

 

こんな状況を追い込んでおきながら、政府は公明党に気を遣って、公明党お得意の国民全員に雀の涙程度のバラマキで穏便に済ませようとしてます。

10人家族でも10万円程度にしかならないバラマキ。(そんな家庭は数えるほどだと思うけど)

消費税が10%の今の状況では、12万円使えば1万2千円は消費税として国に戻る程度の金額です。

12万円なんて、普通に生活してる人なら、1ヶ月で使うお金にも満たない金額です。

つまり、ほとんど経済効果なんて期待できない金額。

公明党って本当にバカだと思うし、その言うことを聞くしかない自民党は情けないって思いますね。

 

消費税を0にしても、今、困っている業種への効果はほぼないでしょう。

1年後位に、「今年は少し余裕があったから旅行にでも行こうか」ってなるのが関の山。

消費税を廃止するならやって欲しいけど、1年とか2年だけ0にしても、今年の経済対策にはならないでしょう。

 

経済学者の話を聞くのでは無く、心理学者の意見を聞いたり、経営コンサルの人に話を聞いて、対策を考えてみたらどうかなと思います。

今の状況は一般的な経済を刺激する対策は効果がでないと思います。