何かと話題のオープナーですが、ちょっと思ったことを。

あっ、プロ野球のことです。

 

オープナーとは簡単に言うと、本来の先発投手を2番手に投げさせ、リリーフ投手を初回に投げさせる戦術。

レイズが昨年本格的に導入し、予想を上回る成績を残したことから注目を浴びた戦術です。

 

とは言っても、そんなのは長いプロ野球の歴史をみると、何度か使われた戦術でありますが、どとらかと言うと予告先発もない時代に、奇襲として使われた戦術です。

 

今年、Fsでも導入しているようで、栗山式オープナーと言われてます。

メジャーとの違いは、先発投手を2人並べるところとも言われてます。

 

ではでは、私の見解。

そもそもレイズがオープナーを導入した理由は、弱い先発投手ではあるが、長いイニングを投げて欲しい、立ち上がりの失点を防ぎたいとの理由から採用されました。

データ的に、初回の失点は多いのに加え、先発投手の初回の球数が多いため、それを防ぐ狙いがあったと思われます。

では、何故初回にそのような事がおこるかと言うと、どのチームもだいたい1番~4番位までは、出塁率の高い選手が並んでいます。

加えて、初回に失点したくない心理状態から、慎重になってしまい球数を投げてしまい、結果的に長いイニングを投げられないからです。

 

では、栗山式オープナーはどうかと言えば、第1先発投手が1周りまたは2~3回程度投げ、2番手がその後を投げるのがこれまでの起用法でした。

結果、2番手投手が失点をし、オープナーを起用した最近2試合では10失点以上して負けています。

実際、これまで3試合試して、0勝3敗の状態。

 

何故このような結果となったかと言えば理由は簡単で、上記、オープナーを起用する場合のメリットを栗山式オープナーでは、まるで活かされてないからです。

短期決戦ならば話は違いますが、長いペナントでこのような起用をしても効果は薄いって事でしょう。

そもそ本来の先発の投手が2番手で投げたとしても、今の起用法だと、結果的に最初に出塁率の高い選手との対戦になる可能性が高い。

加えて、オープナーの投手が0点に抑えていたら、それが逆にプレッシャーとなる。

さらに、第2先発の投手が炎上した場合、今までなら第1先発で起用していた投手を2番手で投げさせ、失点を防いだり、長いイニングを代わりに投げてもらったりしてたのが使えなくなり、リリーフ投手陣を総動員して失点を重ねる結果となります。

 

なので、本当にオープナーを戦術として取り入れるなら、その辺をしっかり考えた起用をしないといけないし、まして、やってるのは生身の人間なので、機械のような結果を望むのは難しいと思います。

なぜ、その戦術をとるのか、ベンチと選手がもっと長い時間を費やして理解をしないと難しいでしょう。

レイズの戦術なら納得しやすいのですが、今の栗山式オープナーでは今のままでは難しいと思います。

 

さて、これからどうするのでしょうか?

少なくとも金子を第2先発で使うなら、初回の1イニングだけ、本来のリリーフ投手を起用するのがベストかと。

石川直とか、浦野とかを初回だけ起用してみてはどうかな?

って思う。