風の島へ…到着! | <オリハルコン>山下健一公式ブログ

風の島へ…到着!

 

以前…いつだったか、 「風の島へ」という当時の記憶をアップしたことがあったけど…

きょうはちょっと、リアルタイムでもなんでもないけど、ある思い付きで…、

「風の島へ」の時、アップしてなかった写真をアップしてみることにしました。

興味ない方、ごめんなさい。

上と下の写真は、アリューシャン列島ダッチハーバーまであと数時間というところの、

オリハルコンでの子供たちです。

 

 

この写真を撮る前の…、忘れもしない、

生涯で最高の突風に吹かれた話は、以前書きました。

 

きょうは、そのあとの写真を、アップしてみます。

この写真は、子供が前方のしぶきを見つめています。

どうやら、子供2人の好きな動物が出迎えてくれたようです。

 

 

 

高緯度地方特有の、パンダ模様のイシイルカです。

 

 

イシイルカのお出迎えの後、船は突風の岬を周りこみ、

風は収まったにもかかわらず、小さいセールのまま、

あまりの強風(凶風?恐怖う?で、心が縮こまり、帆を大きくできず)

で、エンジンをかけて湾に入っていきました。

 

 

湾に入ると、こんな印象的な建物が見えてきました。

ダッチハーバーは、ロシア領だったころがあるらしく、ロシアの建物が残っているとのこと。

 

 

 

日本を出てはじめての陸地です。

(子供らは裸足)

 

桟橋から海を覗きこむと、砂浜が手に取るようにみえました。

砂の上には、カレイが何匹か、擬態して寝そべっていたので、、

、食事用のフォークをやすりで研いで、ボートフックの先にテーピングテープで固く結びつけ、

ブスッ!!と、刺して抑え込み、なんとか桟橋に引き上げました。

息子の持っているバケツの中は、こんな感じです。

 

 

 

ダッチハーバーは、港の周囲の景観は、僕の観た太平洋の中では、

ベスト2に入るように思いました。

 

 

ところで、なんで今頃、ダッチハーバーのことをアップする気になったかというと…、

 

 

僕の住んでいる玖波という街に、こんな建物があるんだけど、

この建物の前を通るたびに、この、ダッチハーバー入港の時に見た、

海端に建つロシア時代の教会(上から5番目の写真)を思い出すからでした。

 

 

ダッチハーバーに到着した夜から2日間、海は大荒れで、

桟橋につないだ船が、風の力で20度以上、ヒールしたまま少しの間、

静止するくらいの大風が吹き続けました。

 

到着が一日遅れていたら、海底の浅くなる島の近くでは、

危険な波が立ったはず。運がよかったです。

 

この建物を見ると、心は、ハラハラ…ドキドキ

 

想い出というより、心臓を冷水に浸けたよな…

そんな記憶が蘇ります。

 

これからも初心を忘れず、海を航きたいです。