「鉄とステンのダイエット情報」と、心は来月の入江の旅へ…!
三日連続だったハードな水中作業を終えて、もう体はバテバテ…。
この二つは、同じサイズのシャックル。
左は新品。右の錆びたのは、海底で約10年、錨とロープをつないでくれていたもの。
右のシャックルはみごとに、痩せてしまいました。
ステンレスの細い針金で、緩み止めにしていたけど、ステンの針金のついてる
ピンのアイは、かなりの部分ダイエットで、穴の大きさがかなり違っている。(写真上)
何も食べてないとはいえ、こんなに痩せてしまっていてびっくり。
というか、食べてないというより、電気で喰われいた…にちがいない…。
U字の先端は…
まるで生クリームのように(?)溶けるような形で切れている。
鉄とアルミとかなら当然だろうけど、
鉄とステンで、10年経つとこんなにまでになるとは予想外。ナメていました。
しかし、この部分に接していたのは、錨ではなく、シンブルという涙型の金具の入ったロープのアイ。
このブッっといシャックルは切れていたけど、その部分に接触していたのは、やわらかいロープのアイはほとんど無傷で残っていたのが、不思議極まりないんだな…。
シンブルを、もしかしたらステンのものを入れていたかは残念ながら覚えていない。
これは、別のシャックル(同サイズ)。
こちらは、電蝕というより、摩耗で減っている感じ(ステン針金の緩み止めはナシ)。
僕の背丈よりデカい大錨 を、オリハルコンのエンジンと
浮力の力で引き起こし、
なんとかひっこ抜き…、ラインを整理して打ちかえなければなりません。
これらを新品に取り替えて、錨の状況をチェックするために、昨日も潜りまくりました。
この写真は、錨の柄の部分の、ロープをつなぐための穴。
この写真は、水中での様子。
このバカデカ重錨を、再び良い位置に入れるのは、
男手3人とモーターボートは欲しいところ。
ちょうど休みだった女房にオリハルの舵とエンジンのスロットルをたのんで、水中で段取りを整え、横風の吹く中、ちゃんとできたのは、ほとんど奇跡だったかもだけど、がんばりました。
錨を投下する位置は、狭い港の真ん中(船の往来があるので潜っての作業は危ない)
なので、ゴムボートに、潜水旗を自作(厚紙にマジックで書いて自作)して、デッキブラシの柄にガムテープでくっつけて潜水を繰り返しました。
8日は、沈没船の引き揚げボランティア。そして9日10日は、この水中大仕事で、
さすがに、バテバテになったけど、ようやくこれで一段落。
話は変わるけど…、
来月になったら、いよいよ、久々(数年ぶり)に、
まだ錨を入れたことの無い、ホームゲレンデの一歩外側の入江を周る、
「瀬戸内海の入江気ままな一人旅」に、
3泊4日くらいで、出かけられるかな~。
今年の6月までは、時間はあったけど、講演のレベルアップにエネルギーを使ったから、
プライベートな入江巡りは、ほんと数年ぶり。
自由気ままに生きているように見えるかもだけど、まだ大学生の息子のいる身としては、
3泊のプライベートのクルージングって、案外難しいのが現実。
だから、久々の休日であり、スキルをアップする修業でもあります。
といっても、そんな入江のアンカリング情報は皆無。
(↑↓画面黄色線は共に50m)
風向きや天候に合わせて、そんな入江との出会いの中で、
コツコツ腕を磨いていきたいです。