ネズミの中身は人間じゃん。どうもorhgです。

 

みなさんはテーマパークって好きですか?

 

僕は好きって程じゃないです。

嫌いって訳でもありません。

 

乗り物酔いもしやすいタイプなので、アトラクションは乗りたくありません。

 

ビビりなので、絶叫マシンも乗りたくありません。

 

恥ずかしがり屋なので、飾りのついたカチューシャもつけたくありません。

 

広島県民なので、行列に並びたくもありません。

 

この話を知人にすると、

 

「行ってみろ。行けば楽しい。帰るころにはお前の頭にも耳がついてる。」

 

と言われます。

 

そんなワケねーだろ。

 

ぼちぼち髪の毛も十分に乗っていない頭に、耳が乗るわけねーっす。

 

耳より先に乗せるべきものがあるっす。

 

 

おーーーん ( ゚Д゚)?

 

 

そして、特に苦手なのがデカい生き物たちです。

 

みんなニコニコとその生き物に近づき、写真を撮り始めます。

なかには握手をしたり、抱きついたり。

 

おいおいお前ら正気か?

 

みんな気が付いていないようだから教えてやるよ。

 

 

ソイツの中身はなぁ

 

 

・・・

 

 

ヒトだぜっ!!!

 

 

・・・

 

 

世の中には、たとえ真実でも言ってはならぬことがあることは知っています。

 

言えば組織から狙われるからです。

 

黒っぽい組織です。

 

ひょっとしたら、僕もこのブログが最後になるかも知れません。

 

もしくはクスリのせいで子供になっているかも知れません。

 

 

あれ?

 

 

ひょっとして僕が大人になりきれないのは、組織の仕業なのか?

 

 

おっちゃんを・・・

 

 

おっちゃんを眠らせないと!

 

 

すみません。

 

取り乱しました。

 

 

しかし、デカめの生き物を見ても、可愛くもなければ楽しくもないのもまた事実。

それなのに、周りのヒトは僕に笑顔を向けてきます。

お前も笑顔になれ・・・と。

 

笑顔の強要。コレけっこーキツイ。

 

昔、某アイドルが取材で言っていました。

カメラを向けられても、笑顔になれない…と。

 

僕も頑張ってみますが、引きつった笑い顔になります。

それは決して笑顔ではありません。

 

 

こんな拗らせた僕なので、テーマパークに行っても楽しめません。

 

僕が楽しめるテーマパークなんてないのかも…

と思っていたところ、夢中になれるものに出会いました。

 

出会ったのがコチラ↓

 

 

 

 

JAM pedalsのRetro Vibe。

 

こいつは独特の揺れが気持ちいい、ユニヴァイブ系ペダル。

 

そう!

 

ユニヴァです。

 

ヴァイブ系ペダルではありません。

ユニヴァ系ペダルと呼ぶことにしましょう。

 

さて、コイツにたどり着いた経緯はこうでした。

けっこう拗らせてます↓

 

以前紹介したBOSSのDC-2Wは非常に綺麗なサウンドでした。

気に入って使っていましたが、ずっと掛けているとそのサウンドはスッキリとした綺麗さのあまり、少し物足りなく感じてきました。

また、ブルースなどのペンタ系ではサウンドとフレーズがミスマッチな感じで、もう少しインパクトが欲しいと思うようになりました。

 

その時の考えはこんな感じです↓

 

モジュレーションはメインでは使わないから、一つで複数のサウンドが出るモノにしよう。

でも、デジタル系のマルチは使いこなせないし、すぐに新しいものが出て代謝と出費が激しくなりそう。

僕が使いたいのはコーラスとトレモロ…くらいかな?

 

という感じでした。

 

以前はトレモロなんて使わないと思っていたのですが、最近は気持ちよく感じるようになっています。

味覚と一緒で、年を重ねると好みも変わるものですね。

 

この要件を満たすエフェクターとしてはロジャーメイヤーのVoodoo-Vibeですが、大きいうえにめちゃくちゃ値上がりしていて、とても買う気になれません。

 

他に良いモノは無いかなーと物色していると、JAM pedalsのRipply Fallというエフェクターを発見します。

コーラス・ビブラート・フェイザーの3IN1で、かつ組み合わせて使える優れもの。

以前、同社のFuzz Phraseというゲルマファズを所有していましたが、素晴らしいサウンドでした。

あのJAM pedalsの製品なら間違いないハズ…と。

 

YouTubeのデモ動画でもサウンドは素晴らしい。

よし、これだぜっ!

 

ということで、早速メルカリで購入しました。

結構高かったですね。

 

使ってみるとサウンドも良い。

でも、僕には使い勝手があまりよくありませんでした。

せっかく色々と機能は付いていても、僕の頭の中にサウンドイメージが無いものは結局使いません。

エフェクターが悪いのではなく、使わない機能に魅せられた僕が悪いのです。

 

そんなRipply Fallの意外にも面白かった部分がビブラートです。

僕はピッチがズレるタイプのエフェクターが苦手で、ビブラートに対するそれまでのイメージはと言うと、「どうにも気持ち悪い」というものでした。

 

DC-2Wを選んだのも、揺れないことがポイントだったくらいです。

 

しかしなんとも味わいのあるピッチのズレで、使いどころは選ぶけど、このサウンドは手元に置いておきたいと思えるようなサウンドでした。

ビブラートが良かったと言っても、使いもしないフェイザー機能のせいで、Ripply Fallの大きさは邪魔です。

 

Ripply Fallのフェイザー部分を省き、コーラスとビブラートの2つの機能を持ったエフェクターが同社のWater Fallです。

海外サイトでは最高のBOSS CE-2クローンという声もあるペダルです。

 

でもまぁ、最高の…つっても、海外ブランドのエフェクターはいちいち高いんですよね。最高だとしても高い!

使わないエフェクターを売却して購入資金に充てるとはいえ、毎回ロスが発生します。

 

はい。ロス出ました。買いました。

 

さて、Water FallとRipply Fallを比べると、サウンドが違います。

 

えーーーっ。

 

同じブランドの同じ機能でも、回路の取り回しや筐体が違うからですかね?

回路しらんけど。

 

比較すると、コーラスもビブラートも共通してWater Fallはサウンドの重心が低く、Ripply Fallは軽いサウンドです。

クリーントーンでも違いは感じますが、歪が乗ると2つの差をより感じました。

 

そして、僕が手元に残したのはWater Fallです。

いつも書いているように、重心低めのどっしりとしたサウンドの方が好みだからです。

 

手元に残したWater Fallをまたしばらくは楽しく弾いていましたが、ビブラートはたまに使うくらいでした。

好きだけど、いつも一緒は疲れちゃう。そんな感じです。

 

コーラスにしても、しばらく弾いているとオフにしたくなる。

以前も書きましたが、僕は結局、揺れてたら気持ち悪くなっちゃうんだと思います。

 

頭の中に理想のサウンドが無いんだから、拘りのサウンドに辿り着きたいという妄想を捨て、機能性・利便性を優先すべきという結論に達しました。

 

「拘りがある」という事実に拘っていたのです。アホです。

 

そこで、このコを売却してBOSSかstrymonのマルチにしようと検討するうちに、マルチに内蔵されていたユニヴァイブのサウンドを聞いたのです。

 

あれ、なんか味わい深い…

 

俺、好きかも!

 

はい。

 

病気ですね。

 

マルチのあのコも好きだけど、細かい部分で納得して、もっと自分好みのコを見つけよう!

となったわけです。


切り替え早すぎ。

 

キャビネット探しの時と一緒で、ユニヴァイブ系…もといユニヴァ系のペダルを多数取り揃えているお店なんて、地方にはありません。

ハローYouTube。

カモーン、ネットの偉人たちよ!

 

という事で、情報集めの日々が始まります。

またやっちまいました。

 

拘りはじめたのです。

 

サウンドはYouTubeですぐ確認できました。

ネットではThe Gear Pageという僕が多用するサイトがあるのですが、そこではかなり評判が良く、取り立てて悪い意見もありません。

 

既にこれまでのペダルを使用した経験からJAM pedalsのクオリティーに納得していたので、同社のRetro Vibeが如何に素晴らしいか?買うべき商品なのかを検証するためのサーチだったと思います。

 

ユニヴァ系たるもの、フォトセル使ってないと…とか、

ビンテージのトランジスタがどうとかこうとか、

アナログペダルがやっぱいいとか…

このご時世に、ハンドメイドとか…

 

もうオッケー。これ買います。

 

という流れで僕の手元にやってまいりました。

今回の拘りは僕としては割とあっさり。

「買い」ありきでしたからね。

 


結論から言います。

 

 

僕の中で、過去最高の揺れモノペダルです。

 

 

サイコー!

 

フゥーーー⤴

 

 

気持ち良すぎて、変なテンションになってしまいました。

 

ジミヘンごっこで使われることの多いユニヴァイブですが、僕はジミヘンごっこは全くしません。

 

このペダルは内部のトリマーで電球の明るさを変えられるのですが、この電球の発光具合でデプスが変化します。

僕は結構あっさり使いたいので、発光具合を弱く調整しました。

そのうえで、ノブの位置も低く設定しています。

 

結果、ユニヴァイブ特有のコレコレ感はあまりありません。

 

あれ?これユニヴァイブ?

くらいの感じです。

 

コーラスもうねり過ぎると気持ち悪いのであっさり目かな?というくらいのセッティングだと思います。

 

ユニヴァイブとしては物足りないかも知れませんが、この設定だとずっとオンで弾いていられます。

しかもビブラートもスイッチ一つで切り替え可能。

 

ユニヴァイブなので、コーラスやビブラートの単体機では付与されない「フェイザーっぽいウネリ」がありますが、僕は大好きです。

むしろ、コレが無いとイヤ。僕はこのウネリのおかげで好きになれました。

 

普段僕が感じているコーラスの揺れの気持ち悪さが、ユニヴァイブのフェイザー的な揺れと相まって、全く別物になって嫌味が無いのです。

 

カツオと昆布のあわせダシですね。

単体利用よりも、相乗効果で旨味が増します。

 

また、ジミヘンごっこはしないと言いながらも、ジミヘンが一つのカテゴリーとして確立してくれた恩恵で、ソロでフレーズを弾いても「サマ」になります。「ぽく」なります。

 

さらに、コードでもアルペジオでも雰囲気が出ますし、ウネリが自然とグルーブを作ってくれて、気持ちよくなれます。

 

しかし、何と言っても気持ちよいのが、エフェクトONにすることで得られるトーンシェイプです。

 

揺れも最高に気持ち良いのですが、デプスを0にして揺れなくしても、もの凄くカッコよい音になります。

少し腰が高くなりますが、太さは失われず、抜ける音になります。

 

エフェクトONで僅かに音量が上がるので、ちょっと高音を加えたブースターを入れたように感じます。

 

ちなみにこのトーンシェイプは、コーラス側とビブラート側ではっきりと違います。

 

僕はベースとなるトーンはビブラート側が好みですが、エフェクト音まで含めるとコーラス側が好きなので、8~9割はコーラスポジションで使っています。

 

いずれにしても、このトーンがベースにあるおかげで、モジュレーション効果である揺れが、こもったり埋もれたりしません。

また、弦を弾いた瞬間がカリっとしていて存在感があるので、シングルノートでも雰囲気抜群です。

 

こういった特徴から、最高に気持ちが良いのだと思います。

 

僕は、譲れないファズ・オーバードライブ・ブースターはいくつか見つけてこれたと思っていたのですが、モジュレーションに関しては行き当たりばったりで、どこかしっくりこない感じを抱きながら使用していました。

しっくり来ていないので、すぐに他に目移りしてしまっていたのです。

 

しかしここへきて、やっとこさ譲れないモジュレーションを見つけました。

 

また、この経験によって諦めかけていた扉が開いてしまったので、たぶん何も無いだろうと開けようとすらしていなかったフランジャーの扉を開けかけている今日この頃。

 

期待と金欠で震えます。

 

 

 

 

えー・・・

 

 

 

 

最後になりましたが、

 

 

 

 

石原さとみがネズミの被り物を着ていたら、

 

 

 

 

僕はそのネズミを愛します。

 

 

 

 

最高の笑顔になれると思います。

 

 

 

 

おしまい。