甘い物より甘い汁。どうもorhgです。

 

皆さん甘いものって好きですか?

僕は大好きです。

 

以前は白米が生クリームだったらいいのになぁと思えるほど、甘いものが大好きでした。

40代も半ばに差し掛かり、さすがにクリームの脂分が重たいと感じるようになりましたが、相変わらず甘いものは大好きです。

 

甘いといえば味覚に訴えるだけではありません。

 

甘い思い出。

甘いささやき。

甘い生活。

 

「甘い」という響きがあるだけで、いろんな妄想を掻き立てる、なんと魅惑的なワードなんでしょう!

 

いくつになっても、やはり僕は「甘さ」を愛しているのです。

 

そんな僕が次に選んだ甘いものがこちら↓

 

 

XoticのSuper Sweet Boosterです。

 

あまーーーーーーいっ!

 

エフェクターボード完成しとったんと違うんかいっ!(# ゚Д゚)

と怒られそうですが、考えや気持ちなんて変わるものです。

大事なのは、その時のベスト、自分の気持ちに正直であることじゃないですか(゚Д゚)ハァ?

 

いやでも実際のところ、導入して使用していく中で気づくこともあると思うんです。

 

今回Sweet Boosterが必要だと感じた経緯としては以下のとおりです。

 

まず、当初計画ではファズのボリュームを絞ることによってクリーンを使うはずでした。

実際使ってます。これがいわゆる鈴鳴りってやつなんでしょうね。

アンプ直の音とも違う、良い音です。

 

でもノイズが・・・ノイズがどうしても乗るのです。

 

部屋で一人。

静寂の中、自分の音に集中したとき・・・

 

ちょーーーっとノイズ気になるぅー⤴

 

っていう感じです。

あと、ちょっとキラキラし過ぎかな?

まぁちょっとなんですけど、性格上気になりだすと止まりません。

 

正直なところ、クリーンに関してはアンプ直でもかなり良い音である自信はあります。

自信の根拠?

 

だって機材が高級だからです。価値を価格に転嫁しているからです。

高級機材にはミラクルが詰まっているのです。

 

 

そうでも思わねーと、やってらんねーです(# ゚Д゚)

 

 

いや、でも本当に良い音だと思っているんですよ。

 

しかし、アンプ直のクリーンともファズを絞ったクリーンとも違う、僕にとって魅力的なクリーンサウンドがあります。

 

それは、あとちょっとパワフルな・・・いや、マッシブな・・・たくましいクリーンです。

これを世の中では艶とか太さとかって言うんですかね?

 

太く甘いクリーンサウンドというと、ジャズトーンのような丸い音色をイメージしてしまいます。

あれはあれで良い音だと思いますが、ロックやポップスなど他のジャンルでしっくり来るかと聞かれると、ちょっと違うんじゃないかなと感じます。

 

僕は当然ジャズ畑の人間ではありません。

求めているサウンドも違うのです。

 

じゃあ、どんなクリーンサウンドが好きなんだい?という話ですが、言語化するとこんな感じ↓

 

低音域を担当する5~6弦の響きでいうと、大きくなりすぎず潰れないこと、他の弦とのバランスを崩さないことが大切です。

 

3~4弦はむっちりしていて、アンプ直のサウンドに対して音像が大きく、はっきりした存在感が欲しいです。

歪む直前のような、アタックした瞬間に弾けるような・・・クリーンでいられる限界っていうギリギリの感じが好きです。

 

そして、3~6弦に関してはアタックしたときに僅かにエッジが感じられないとイヤです。

ダンブルクローン系のペダルは、このあたりの処理が上手だなと思います。

ま、本物のダンブルアンプは知らんけど。

 

1~2弦はプレゼンスをちょっぴり落とした、太さを感じる音色が好きです。

飽くまでプレゼンス部分ですね。いわゆるハイと言われる高域をばっさりカットすると、引っ込む感じがして好きではありません。

 

これらを満たすクリーンブースターということで、導入候補はいくつかありました。

EP Booster、RC Booster、Super Sweet Boosterの3つです。

 

EPは低音が膨らみすぎて少し邪魔に感じました。低音の膨らみに比べて高音は欲しい太さが得られず、自分にとってのメリット・デメリットのバランスが悪く感じて見送り。

 

RCはかなり良い線いってましたが、すこし硬い感じがしたことと、ゲインを付与したときの質感が即決には至らず保留。

 

そうこうしている間にSuper Sweet Boosterに気持ちが傾きます。

 

理由?

 

そんなもん、赤いからに決まっています。

 

赤は通常の3倍の性能がありますからね。

 

ザクとは違うのです。

 

はい。冗談です。

 

EPとRCは地元楽器店に実機があったので試奏することが出来ましたが、決断できるほどグッとくるものがありませんでした。

僕の利用する複数の楽器屋さんではSuper Sweet Boosterは在庫が無かったのですが、前述の2つが違うと感じたため、残る選択肢はこれ一択。YouTubeの試奏動画で判断。半ばギャンブルで決定しました。

 

ではこの激甘ブースターは実際どーなんだい?ということですが、結構良いです。

個人的には85点。100点ではありません。

これ以上、最高だと思えるモノが存在しないとは思っていません。

でも、今の僕にはしっかりフィットしてくれてますし、今回候補であったモノの中では結果として最高でした。

 

なんたってノブは1つ。名器ですね。

イージーアクセス、コレ大事。

 

ノブは1つですが、本体横にミニスイッチが4つも付いています。

 

 

これでブーストする領域や、カットする領域を選択します。

4つの選択の組み合わせで結構な変化を感じます。ちなみに僕の設定はこちら↓

 

 

低音が大きくなりすぎることを防ぐために、ベースはブーストしません。

中域を太くするためにローミッドはブーストします。

エッジが欲しいので、ハイミッドはブーストします。

 

こうすることによって僕の希望をある程度のレベルで叶えてくれるのですが、今度はハイが少し強いと感じます。

 

ではハイカットをオンにすれば?と思いますが、このハイカットが効きすぎます。

音が少し引っ込んで、僕の欲しいエッジ感が足りなくなってしまうんです。ですのでハイカットはオフにしてあります。

 

このセッティングだと少しハイが強い。でもハイカットすると引っ込み過ぎる。丁度よいって難しい。

うーんどうしよう。惜しいんだけどなー・・・と悩みましたが、これはギター側のトーンを調節することで対応しています。

 

また、気分によってハイミッドをオフにして対応したりもしています。

色々とお試し中って感じですね。

 

ちなみに僕は比較的ハッキリしたサウンドが好きです。

だからといって、硬い音が好きな訳ではありません。

 

激甘ブースターでは硬い音にならないよう、対策として少しゲインを上げます。本当に少しです。

ほぼユニティに近いですが、ノブが完全に左に回しきりの状態では無いよって程度です。

ちょっぴりゲインを上げるだけでも僅かに歪が乗って、気持ちミドルが足される感じで、硬さも和らげてくれます。

 

でも激甘ブースターは1ノブなので、ゲインを上げるとボリュームも上がります。ボリュームが上がりすぎた場合、最終段のボリュームペダルで調節します。

ギターのボリュームで調節すると音色も少し変わるので、このように調節しています。

 

逆に、ギターでのボリューム操作は音色の変化も狙って行っています。

ゲルマファズでクリーンやクランチを作るときと同じ感覚ですね。

 

このペダルを心の底から惚れ込むほどの熱い想いはまだ持てないのですが、値段と効果、筐体のサイズ、総合的に勘案すると合格点でしょう。

 

しかし、僕がもっとも納得がいかないのが、バイパス時のサウンドです。

正直気に入りません。

 

裏蓋を開けて、本体内部のスイッチでトゥルーバイパスとバッファードバイパスとを切り替えられるのですが、僕の感覚ではバッファードバイパスはかなり音が変わります。結構不自然。音に深みがなくなってペラい。音が元気になるより、むしろ元気が吸い取られています。

僕が使用しているアイテムでは、ボスのTU-3Wやストライモンのバッファーのほうがかなり優秀だと感じます。

少しも迷うことなくトゥルーバイパスを選択しました。

 

これで解決だぜっ!

 

と思いきや、このトゥルーバイパスも気に入りません。

 

トゥルーバイパスと言っても音が変わることは、過去のブログにもあげたTU-3Wで経験済みです。

感触としてはtc Electronicのポリチューン(チューナー)を通した感覚と同じです。

 

とまぁ、こんなこと言ってますが、正直、バンドの中で音を出せば全く気にならないと思います。

そして、この僅かな違いが演奏に影響を与えるとも思いません。

 

音が良くても悪くても、僕の演奏技術に変わりはありません。

僕が上手くなるわけでは無いのです。

 

そして、僕がギターが上手くても下手でも、地球は丸く、空は青く、明日になれば陽はまた昇るのです。

 

宇宙規模でみたら、まじでどうでもいい問題。

 

職場の観葉植物が枯れていないかどうかの方が、よっぽど重要です。

 

うん。

そうそう。

気にしないことにしよう。

 

 

 

 

いや、でもね。

 

僕は一人寂しく部屋で弾いているのです!

わざわざ耳を澄ませなくっても、ダイレクトにイヤーにインしてくるのです。その違いが!

 

エフェクトオンのサウンドは100点では無いにしろ納得しています。

しかし、オンにしないときにもボード内に鎮座していることに迷いが・・・

 

こいつがいると、僕は最も大事にするべきバイパス音に対して妥協しているのではないか・・・

そんな気持ちになるのです。

このまま導入し続けるか、まじで悩むぅ。

 

でも今はボード内のレギュラーとして存在しています。

その理由は結局のトコロ、ただただ今の僕の気分っていうところが大きいですね。

 

色々考えた結果、僕みたいな、こじらせ系・頭でっかち自宅なんちゃってギタリストには、高性能イコライザーのほうが良いのではないかと悩んでいます。

 

つーか、既にそっちに気持ちは傾いています。

 

でもイコライザーには昔から抵抗がありまして・・・

なんか、画像に修正をかけて素敵に見せてる写真と同じで、本当の姿では無いんじゃないかという後ろめたさがあるんですよね。

完全な思い込みなんですけど、なんとなく気が乗らない。

 

その思い込みが、揺らぎつつある今日このごろ。

 

 

とはいえ、納得した結論が出るまでは、この激甘ブースターを使う予定です。

熟考の結果、こいつを使い続けるかも知れません。

変わっているかも知れません。

 

今後どうなるのかは僕にも分かりませんが、様々な経験を積んできたこの僕が、同じ思いや無駄な散財をしないよう、ギターを始めたばかりのピヨピヨ初心者に参考になるような有り難いアドバイスを送ってやろうと思います。

 

 

いいか?

 

 

よく聞けお前ら。

 

 

 

 

 

糖分摂取はほどほどに。

 

 

 

 

おしまい。