食わず嫌いで損をする。どうもorhgです。
特段の理由はないけれど、なんだかんだと理由を付けて、食べてもないのに嫌いっていうコトありませんか?
僕はあります。
僕は、青臭い食べ物が嫌いです。
そうなると青い(緑の)野菜が嫌いになります。
農家の皆さんごめんなさい。農家にも野菜にも罪はありません。
こんなこと言ってはいますが、大人なので野菜は食べます。
健康のために食べるのです。
食べたくて食べているわけではありません。
野菜全般が苦手ですが、中でもブロッコリーはダメです。
最初にコレを食べ物だと認識した奴が憎いです。
そして、ソレに追従した者たちも上に同じです。
そいつらが「ソレは食いもんじゃねえ」とさえ言ってくれれば済んだのに・・・
どうしてブロッコリー食うかなー・・・(*´Д`)
皆だって、庭に生えている草は食べないでしょう?
僕にとって青臭い食べ物は、庭の草と同意なのです。
さて、これをまたしてもエフェクターに置き換えてみました。
そう。食わず嫌い。
この食わず嫌いを払拭するべく、食べてみたら超絶美味しかった緑の野菜(エフェクター)がこちら↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220304/01/orhg/04/9e/j/o0810108015082874498.jpg?caw=800)
僕のこれまでのブログを読んでくれた方ならお分かりだと思いますが、僕はレアなモノ、マニアックなモノ、高級なモノに惹かれる傾向があります。育ちに問題があるのでしょう。
しかし、惹かれる・・・というだけで、持っているもの全てがそうであるとは言いません。
もちろん、ストライモンなどの定番のアイテムも持っています。
でもこれも高級エフェクターという分類になると思います。
つまり、所有している大体のモノが、このカテゴリーのいずれかに属しているのです。
こんな困った癖をもった僕ですから、これまで避けてきた(食わず嫌いしてきた)分野がありました。
それが、BOSSやMAXONに代表される大手国産メーカーの歪エフェクターです。
そう。
良く出来ているが故に多くの支持を集め、よって非常に一般的であるということが、癖(へき)持ちの僕を逆に遠ざけたのです。
人と同じは嫌という僕みたいなへそ曲がりは、全く魅力を感じていませんでした。
そう言うにはもう1つ理由があって、量産エフェクターの金字塔、オリジナルのTS808も所有していたことがあるんです。
あれもプレミアで高かったなぁ・・・
しかし低音の質感とか、僕の好きな音ではなかったんですよね。
指折りの名機と言われるTSですら感動しなかったんだから、他のもので満足できるわけない。そう思っていました。
コイツに出会うまでは!
そうなんです。SD9、めちゃくちゃ凄いです。
アホみたいなコトを言っていた過去の自分を殴ってやりたい。
そう思わせてくれたSD9の魅力を述べたいと思います。
↓
まず名前はソニックディストーションですが、ディストーションとしてバリバリに歪まそうと思って購入すると、ちょっと拍子抜けします。
僕が思うに、最も気持ちの良いサウンドが出力されるのはローゲインでの使用ではないでしょうか?
オーバードライブの範囲で使用すると、3フレットから5フレットあたりの巻弦の質感が実に良いです。
僕がチューブスクリーマー系が今一つ好きになれない理由が、先ほども述べた低音の質感です。ガッツリ削られる感じが苦手です。
かなりの音量が出せる環境下であれば、出過ぎる低音をカットしてくれる良い効果として受け入れることも出来るのかも知れませんが、部屋引きの僕には関係ありません。
どっこい、このSD9。ローはしっかり出ます。
質感はエフェクトONでちょっと変わりますが、好意的に受け取れる変化です。
エフェクターのトーンを上げるとカリッカリのシャリシャリになって正直とても残念な感じになるので、トーンはかなり絞ることになると思います。
そうすると、あら不思議。
結果としてミドルも活きてきて、モコモコしない、適度に太いサウンドが出ます。
1~3弦の12フレット付近で細さを感じません。
弦を弾いた瞬間にジュワッと音が湧き出る感触があって、いわゆるジューシーな魅力あるサウンドが出ます。本当にいい音です。
僕はブログでも紹介しているBJFEのBabyBlueOverDriveが大好きなのですが、僕の好きな音に寄せていくと、両者はそれなりに似たサウンドが出ます。
正直、価格差が結構あるんで複雑な気持ちです。
でも、似るんですけど大事な部分はちょっと違います。
お互いが大事にしている部分が違うというのが正解でしょうか。
似ているけれど、絶対に同じにはならないという。
コードを弾いたり6本の弦のバランスはBabyBlueの方が良いです。
しかし単音を弾くと太さがちょっとだけ足りません。ほんのちょっとね。
一方、SD9は単音の魅力が凄いです。ジューシーで太いうえに、ニュアンスもしっかり出ます。
でも、コードを弾くと、ややダンゴになって、少し濁ります。
恐らく、弾いている人以外はサウンドの違いがほとんど分からないと思います。
でもその違いに尋常ならざる拘りを持つのがギタリストなんですよね。困ったもんです。
ほとんど一緒なんだから、どちらか一方にすればボード内のエフェクターを減らせます。
しかし、滅茶苦茶悩んだ結果、あの高額ブースターを外して、コード弾きやバッキング用にBabyBlueOD、シングルノートやソロ用ににSD9にすることにしました。
みんなが持ってる量産品を敬遠していた自分としてはビックリの選択ですし、自分の感性を信じられるようになったコトに驚きと喜びを感じています。
量産品のこの価格でこのサウンド。
ありがとうMAXON!
すげーよMAXON!
ちなみに僕が購入したのは現行品です。
しかもメルカリの中古。ピカピカの状態で1万円です。
ヴィンテージは黒ラベルだの白ラベルだのあるらしいのですが、今後長期的な使用に不安のあるヴィンテージは敬遠してしまいました。
音は違うのかも知れませんが、現行品でもかなり良い音なので全く気になりません。
そして、僕はバッファーの音があまり好きではありませんので、ヴィンテージはバッファードバイパス、現行品はトゥルーバイパスというのも現行品を選んだ理由です。
ま、マクソンのホームページに「マイケル・ランドゥも現行品だよ☆」と記載があったのも理由の一つではあるんですけどね。
何が言いたいのかっていうと、
皆さん。
野菜は食べましょう。
おしまい。